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5月, 2009の投稿を表示しています

No. 131 Me and God

今日は、母の日。  でも、まったく関係のない内容を書く。 それも、短く。 明日は月曜日で早く起きなければならないので。 ********* Taxの仕事は、クライアントのサインをもらう書類がやたら多い。 夫婦合算というか、夫婦で一緒にTaxをファイルする場合は、夫婦二人のサインが書類に必要である。  でも、往々にして、夫か妻のどちらかが、一人できて、あとでもう片方のサインをもらうことがある。 オフィスに来てもらうか、持ち帰ってサインをもらって、また戻ってきてもらうか、ということだ。 リタイアした70歳代のご婦人がTaxをしにきた。 対応してあげた。 普通はクライアントのことは公にしないのだが、このご夫婦は、リタイアメントとソーシャルセキュリティーの収入でほそぼそと暮らしている。 でも、教会への献金はしっかり10%されていた、と思う。 それでも、明るい奥さんである。 そして、言うのである。 「明日、股関節手術をするのよ。」と。 多少のリファンドがあって、$100ちょっとの費用で終わった。 そして、書類を盛って帰ってもらって、旦那さんのサインをもらって、旦那さんにもってきてくださいね、と融通を利かせた。 本当は、夫婦一緒にサインするまで、ファイルできないんだけど、私は多少、ルールから外れても、やっちゃう。 本当はいけないんだけどね。 さて、暫くしても、サインした書類が届かない。 旦那さんももってこない。 たぶん、術後で大変なんだろうなぁ、と思った。 電話したら、いなくて、留守電に。 そして、電話がかかってきた。 明るい奥さんの声。 手術のあとは、大丈夫だったみたい。 話の内容を聞くと、旦那さんの奥さんの世話で忙しいみたい。 ということで、普通はしないんだけど、「伺いましょうか?」といったら、「それは、助かるわ!」と嬉しそうに言うので、子供を迎えにいったあと、その足で向かった。 オフィスのそば。 家の前に車を止めた。 小さな家。 ほそぼそと老後を二人で過ごしているみたい。 気づいた旦那さんが外に出てきた。 家にはいりますか? と聞かれたけど、術後の奥さんは動こうとするだろうから、遠慮した。 車のボンネットの上でサインをもらった。 そして、オフィスから盗んできた袋一杯のスナックを渡した。 なんでそうしたかは、分からない。 ただ、奥さんの明るい声を聞いたからかもしれない。 旦

No. 130 死ぬんじゃねぇ!バカヤロー!!

オクラホマにいる癌と闘病中の親戚のところで週末食事作りにいって、帰ってきたら、忌野清志朗=キヨシローが亡くなっていた・・・。 泉谷しげるの口調で言う。 キヨシロー、死ぬんじゃねぇ! バカヤロー!!! ニュースの人が言うように、確かにキヨシローは、日本のロックを代表していたと思う。 早すぎるよなぁ、死ぬの。 たくろうも体調わるいらしいし。 泉谷、中井戸さん、教授・・・と、あの時代の人たちがなんと50歳代後半から60歳になっている、ということに驚きである。 自分も歳を取った、ということだ。 オクラホマの親戚も、大腸がんの手術をして、家に戻って一週間後、出血して、ICU。 死に掛かった。 また家に戻ったあと、食事を作りにいったんだが、今度は感染症をおこして、病院へ。 一週間後のこの金曜日に退院したばかり。 そこに、また食事つくりをしにいった。 小腸から大腸に行く場所から管を通して、腸内のものを小さいバッグに行くようにする。 一般的にストマっていうんだけど。 感染しやすいらしい。 それに、しょっちゅう交換しなければならない。 奥さんは夜中に少なくとも2回は起きて、交換する、ということである。 昼間ならなおさら。 食事をつくるほうとしても、植物繊維は腸が詰まって危ない、ということで、避けなければいけない。 普段は、大腸をきれいにするために、繊維をとろう、というのが常套文句である。 それが出来ない。 そういった食事を作るのが意外と難しい。 術後の傷の回復と体力回復のため、たんぱく質をなるべくとってもらうようにする。 こちらのほうは、まだ、簡単。 どういう野菜をどうやって調理するかがチャレンジだった。 同じ時期、93歳のじいさんも心臓発作おこして、病院に運ばれたけど、マイルドだったらしい。 家に昨日帰ってきた。 93歳で心臓発作起こしたほうが、67歳で大腸がんの手術をした人より、回復が早い。  それほど、中期の癌でも、治療の過程は大変である。 ほんとうに。 小腸は癌にならないから、胃と大腸の癌だけにはなりたくないなぁ・・・。 本当に大変だから。 看病する家族も大変。 人間関係もギクシャクしてくるしね。 帰り道3時間、運転しながら思った。 この夫婦が神さんを知っていたら、もっともっと心が楽かもしれないのに、と。  本当だよ。 宗教することはどうでもいいのよ。 何をしようと、何を行お

No. 129 旦那の家族のちょっと不思議な出来事

 3日前の火曜日の早朝、メキシコに出張に行こうとしていた旦那に電話があった。じじばばの家からであった。  じいちゃん(旦那のお父さん)、心臓発作起こして病院にいる、だと。  私も飛び起きて、急いで、フライトをオンラインでとってあげた。  旦那は、その日の10時前には、現地に到着していた。 月曜日、じいちゃん、震えて、がたがたしたそうだ。 熱があるから、肺炎かという見方があったのだが、入院した病院の医者が言うには、軽い心臓発作だったそうだ。    でも、今は、じいちゃんは、普通にしていて、数日後には家に戻ってくるそうだ。 今日、旦那を空港まで迎えにいって、実際どのようにして起こったのかを聞いた。  月曜日の朝のこと。月曜日はばあちゃんは、地元の老人会でビンゴをしに行く日であった。 友達が10時に迎えにいくよ、と電話をくれたらしい。いつもなら、迎えに来てもらうそうだ。   しかし、理由もなく、その日は、お迎えを断ったらしい。 ばあちゃんも何故だかはわからないそうだ。    -ところで、ばあちゃん、今年95歳になるんだが、未だに車を運転している。   朝食を済ませ、じいちゃんは居間の定位置のカウチにいたそうだ。10時近くなったので、ばあちゃん、ビンゴに出かける準備をした。そうしたら、じいちゃんが、気分が悪い。救急車を呼べ、と言ったそうだ。   旦那の弟は近くのオフィスにいた。 ばあちゃん、弟に電話して、弟は、救急車を呼んだ。 そして、家に駆けつけてきた。 そのあと一日様子を見た。そして、朝方の5時ごろ、また心臓発作を起こした、ということだ。  そこで、旦那に電話がかかってきた火曜日の朝。 旦那が駆けつけたときは、多少病人のような様相をしていたらしいが、暫くして、顔色も良くなってきた。  昨日は、座って食事をして、いつもと変わらない爺さんだということだ。 家にはこの週末あたりもどるだろう。  もし、ばあちゃんが「いってくるねー!」とお迎えの車に乗って、ビンゴに行ってしまっていたら、じいちゃん、危なかっただろう。  なんで、ばあちゃん、お迎えの車を断ったんだろう。ばあちゃんにも理由がわからないらしい・・・・。   実は、じいちゃん側では、似たような話がもう一つある。 じいちゃんが子供だったとき。 1915年生まれだから、第一次世界大戦中か、第二次世界大