No. 52 わしらと神さんとの距離 その2: その後
昨日、旦那のオフィスのボスがジムの家に行った。 そこで、どういういきさつかが、少しわかってきた。 ジムの息子は、病気だらけの大変な一生だったらしい。 へその緒が首に巻き付いて、生まれてきた。 それも原因なんだろうか、いろいろな病気をしてきたらしい。 確かに、一年前ほど、その息子さんが脳膜炎で首のところにShank(日本語わからないけど、チューブか小さい棒状のものであろう)をいれておいたのが、うまくいかず、床に伏したままである、との話を聞いた。 病気だから、仕事もしておらず、健康保険もない、という状態だった。 Austinに一人暮らしか、彼女と暮らしていたようでもある。 ジムと奥さんはAustinに車で出かけていって、世話をしていたと記憶する。 でも、今年の春あたり、処置がうまく行き、通常生活が送れるようになった、という良い知らせを聞いたので、ほっとしていた。 それが、今年もおわろうとしているこの時期に、突然、「死」という結末になってしまった。 何がおこったのか。 ずっと医学的な問題を抱えてきた人生だったので、いろいろな薬を飲んでいたらしい。 強い薬も含まれていたそうだ。 この金曜日の10月27日の夜、どこかに行って飲んできたらしい。 お酒と強い薬。 副作用が出たらしい。 ぴりぴりしたのか、多少錯乱したのか、それでも、車を運転していて、住んでいるAustinから離れた田舎道に迷い込んでしまったそうだ。 一軒屋をみつけて、その家のドアどがたがたとこじあけたそうだ。 夜中に人里から離れた一軒家のドアをたたいたり、がたがたこじあけようとすれば、アメリカでも、日本でも、笑顔をもってドアをあけるところなんかない。 アメリカだから、銃が迎える。 私も旦那の出張中、そういうことがあれば、旦那の狩猟用のライフル持ち出して、威嚇するよ。 子供を守らなければいけないから。 ということで、玄関先で、銃でもって、頭に弾丸2発、ぶちこまれてしまった、といういきさつらしい。 しかし、死人に口なし。 本当に何がおこったのか。 目撃者もいないだろう。 正当防衛をたてに、無実を主張してくるだろうな。 10年以上前、ルイジアナ州バトン・ルージュで、ハロウィーンの日に、日本人留学生が銃で撃たれて死んだ事件があった。 そういやぁ、明日は、ハロウィーンだけど。 この事件の場合は、日本人留学生がTric...