No. 128 Swine Flu (豚インフルエンザ)

大変御無沙汰してます。 4月15日がアメリカの個人のTaxの締め切りでしたが、残務処理(他の人たちの)をやったので、21日で仕事納めとしました。 あとは、夏にアドバンスのTaxコースをまたとることになりますです。 

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 さて、巷では、豚インフルエンザのことが騒がれている。 今日(4月29日)の速報で、同じ学区の小学校で豚インフルエンザの発症があった、という連絡が来た。うちから、20分くらい離れている小学校である。 なので、今は、さほど気にならない。 しかし、それも時間の問題か? 

 日本では、ゴールデンウィークの直前に、豚インフルエンザの注意報が出たので、海外旅行を中止する人が増えた。更に、成田空港など、北米から来た飛行機は機内で検閲を始めている。到着しても、機内で2時間も待たされるらしい。 水際で止めようというプロアクティブな方針である。 日本にいる人たちは、戦々恐々としているのだろう。  ・・・と、他人事の様に、のんびり構えて書いている。  


 実は、2003年の春に、SARS(Severe Acute Respiratory Syndrome:重症急性呼吸器症候群)がアジアで蔓延したとき、シンガポールにいた。 発症者数が206人、死亡者32人であった。  

 中国政府がSARS患者発症のことを隠蔽していた時期、旦那は北京に出張していた。私も騒ぎの直前に香港にいって、シンガポールにSARSウィルスをもってくるきっかけっとなったホテルに泊まろうと思っていた。 安かったから。 でも、直前に旦那の薦める九龍のホテルに変更。 あのまま、泊まっていたら、そして、保菌者と同じエレベータに乗っていたら、私は死んでいた? 

 まあ、ともかく、今回の豚インフルエンザの騒ぎは2回目。 なので、ああ、またかぁ、と思う。  しかし、子供たちには、外から帰ったら、手を洗うように厳しく言っている。 

明日からは、学校のあと、校庭で遊ばせるのはやめることにしよう。今回は、どうやらメキシコにあるアメリカの養豚工場が発生源みたいである。大量の豚が飼われているのであろう。 その地域のそばに住む子供がどうやら第一感染者らしい。 そのあと、春休みにイースターで人の行き来があり、メキシコ市に広がり、アメリカはじめ海外に広がっている。 (イースターはメキシコではSemana Santaといって、大きな祝日の週である。)

 SARSは飛沫感染であったが、豚ウイルスは空気感染か? 今日は、WHOがフェーズを5に引き上げた。つまり、世界中に広がる、という警告である。 

つくづく、人間は、世界中どこでも移動しているのだなぁ、と改めて驚かされる。 

SARSのときは、中国が発祥元である。 そこからベトナム、香港、台湾、カナダ、シンガポールと広がっていった。 中国人・華人を中心に広がった。 

 今回の豚インフルエンザは、メキシコ人を中心に広がっている。 テキサスはメキシコ人が多い。違法移民も沢山いる。 私の町には、いないが、隣の町には、違法も含めて、メキシコ人の人口が集中している場所がある。 そこで、感染者が出るのも時間の問題かもしれない。

 大事なことは、外から帰ったら、手と顔を洗うこと。 手で、目をこすらないこと。 目も口の中や鼻の中にある粘膜と同じだから、ウィルスは忍び込むのである。 

もうひとつ。 もし、病院にいくことがあって、誰かがネビュライザーを使っていたら、即、その部屋から出ることである。 

 シンガポールでは、SARS発症者が増えたとき、院内感染が増えた。理由は、ネビュライザーを当初の治療に使っていたからである。 患者が吐き出した息は、噴霧となって、部屋に広がる。 こんな危ないことはない。 

 シンガポール政府では、そのことを新聞では、明確に発表しなかった。これは、在シンガポール、アメリカ大使館の医務次官から直接聞いた情報である。 

私は、それ以来、インフルエンザあるなしにかかわらず、お見舞いにいって、ネビュライザーを同じ部屋で使っているのをみたら、すぐにその部屋から出ることにしている。 

 以前読んだ、Jarette Diamond博士の「Gun, Germs and Steel」では、インフルエンザ、Small Pox、はしかなどのウィルスは、もともとは、動物の家畜化に発しているということである。

人間と動物の接点とは、農業にある。 農地を耕すには、牛を使う場合がある。 その他、ニワトリや豚も家畜化されてきた。 動物についていたウィルスが今回の豚ウィルスのように、人間に感染し、遺伝子上の変化を起こしながら、Mutationしていく。 そして、人間と人間の間の感染となる。 

農業があるところは、大体にして、人口が多い。だから、人間の歴史には、今回のようなインフルエンザによる大量死亡が繰り返されてきたに違いない。 

良い例が、インカ帝国の滅亡は、ヨーロッパ人が持ち込んだSmall Poxによるものではないか、という説が有力である。ヨーロッパ人は、そのときはすでに免疫ができていたが、アメリカ大陸の原住民には、免疫がなかったので、あっという間に全滅したのであろう。 




 さて、聖書にも同じような現象が書かれている。 旧約聖書 民数記 11章31-33である。

 モーゼに率いられたイスラエルの民は、神さんが分けた海の水の間を通って、シナイ半島に来た。 そのあと、モーゼは山に40日間こもって、十戒の彫られた石版をもっておりてきたが、待ちきれなかった民は金で子牛像を作って拝んでいた。 その民を殺し、神さんが、いろいろな法律を民に言い聞かせたあとのことである。 

民は、毎日マナという食べ物にあきて、肉が食いてぇ~、と文句をいった。 なので、神さん怒って、ウズラの大群を送ってきた。 神さんは、「ついにあなた方の鼻から出てきて、吐き気を催すほどになる」 と言っている。(民数記 11章18-20) そして、結果として、うずらまみれになった民は疫病で倒れてしまうのである。 

 これこそ、うずらからのウィルスが人に感染して、大量の死者を出した、ということになるのだと私は思う。 

 転じて、地球温暖化に拍車をかけているのは、二酸化炭素だけではない。 メタンガスもそうである。 このメタンガスはどこから沢山でているか、というと、家畜からである。 地球上には、家畜が増えすぎている。 とくに、アメリカでは、食用牛、豚、ニワトリが多量に消費されている。 そして、多くが、食べ残しとして、捨てられる。 この飽食社会のツケがメタンガス大量発生で、われわれの未来の地球を脅かしている。 

 だから、われわれは、肉の消費を個人レベルで減らしていくべきなのだ、と思う。 別に菜食主義にはなるつもりはないけど、肉類は週に数回だけ、良い品質のもの少量を摂取すればいいと思う。  聖書には、人間の食べ物が定義されている。 旧約聖書 創世記1章29節 ついで神は仰せられた。 「見よ。 私は全治の上にあって、種を持つすべての草と、種をもって、実を結ぶすべての木をあなた方に与えた。 それがあなた方の食べ物となる。」 やはり、人間は菜食であるべきなのだろうなぁ。 でも、生贄をほふったあと、食べなければいけない場合もあるから、肉類は時々、というのが、人間にとって良い食事なのだろう。 


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 アメリカの親戚で病気が続いている。 病み上がりには、おかゆなど、さらったしたものが食べやすいようだ。 アメリカ人でも、そうである。おかゆ、スープ、カスタードを作ってあげたら、それまでまったく食べなかった人が食べてくれた。 鶏肉は食べれなかった。  やはり、地から生えるものが体にいいのだろう。 また、食べないと、免疫も下がってしまう。

インフルエンザに感染しても、免疫がちゃんとしていれば、死ぬことはない。 SARSのときの、ベトナムの例がそうであった。 治療をやたらしようとしたシンガポールより、何もしないで、個人の免疫に頼らざる終えなかったベトナムのほうが死亡率が低かったのである。 

 この数週間、病人の食事、豚インフルエンザのことで、色々考えたのである。また、私もダイエットを始めて、大豆、豆腐、アボカド、野菜、という食事にしている。 コーヒーも飲んでいない。  聖書に従った食事でいいのかもしれないな、と思う今日である。 体の免疫には、睡眠も大事なので、今日はこのへんで。 もう寝ますワイ。 手と顔を洗って寝ようっと。 


 あかしや

コメント

山田 豊 さんの投稿…
■中国福建省:豚大量死、豚インフルエンザではなく紅皮病(こうひびょう)と豚コレラの合併症―中国の情報を含めて流言飛語に惑わされるな!!
http://yutakarlson.blogspot.com/2009/04/blog-post_30.html
こんにちは。一部メディアでは、中国が豚インフルエンザの発生源かもしれないという報道をしたようですが、今のところそのような事実はないようです。しかし、中国は疑われてもしょうがないところがあります。まずは、以前SARSの時に情報開示をかなり遅らせたという意図的な過失がありました。それから、中国では生きた豚や鳥を多数扱っていること、特に地方部では衛生状態が格段に悪いことからいつ鳥インフルエンザや豚インフルエンザが発生してもおかしくはない状況にあります。実は、私が一番恐れているのは、豚インフルエンザとともに、中国から新たな鳥インフルエンザが発生し、二つのウィルスの世界同時パンデミックになることです。あるいは、豚インフルエンザが中国で蔓延し、豚インフルエンザのウイルスが変異しさらに毒性を増すことなどです。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
あかしや番頭 さんのコメント…
Yutakarisonさん、

コメント有難うございました。

第二のSARSはいつか起こるでしょうね。 2003年5月頃には終焉したSARSのウィルスは、今は、人間の体の中でMutation繰り返しているはずですから。

中国といっても、沿岸部と内陸部の差はものすごくあります。 衛生観念や、ビジネスのあり方も違うでしょう。

西安に滞在したときのこと。 ホテルの横に、地元の市場がありました。 私、そういった市場にいって買い物するのが大好きなんですよ。 片言の中国語使って、笑われて・・・。

奥へと進むと、生きたうさぎ、かも、にわとり、と籠に入っていました。

お客が指をさすと、店員は、指定された動物を籠からだして、店の奥の暗いところへ持っていきました。

はっきりとはわからなかったけど、しばらくして、肉として帰ってきました。

つまり、店の奥で、〆たということです。

そういうことは日常でおこなわれています。 血から感染ということも十分あるし、また、そういった家畜と一日中そばにいれば、ビールスもお近づきになるでしょう。

今回の豚ウィルスですが、広がっているようですが、症状はマイルドなので、私は至って、心配していません。 ちゃんと手と顔を洗って、人ごみに行かないことですね。 子供たちも2週間は他の家に行って遊ばない、公園で遊ばない、ということにしました。 


ところで、イタリア料理ですか!
私は、イタリアに2回ほど滞在して、その食の見事さ、おいしさに舌を巻いてきました。 アメリカでは、イタリア料理と言っても、ひどいものが多いです。 パスタのアルデンテはこの国には存在しない、と思います。

その点、日本人はかなり忠実に本場イタリア料理の味に近い場合もあります。 

水が違いますから、同じにはならないけど。

いつか、またイタリアに食べにいきたいですね。

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