No. 247 口に出して言うことは実現しちゃうことが多い <その一>
そのあとは、怒涛の日々。
親戚が今住んでいる所を退去を迫られていた。なので、あたしたちは、7月にその場所に赴き、マネジメントと話して、1年の猶予をもらってはいた。
でも、その親戚、一向に、次の住居を見つけようとする意欲、動きがない。
低所得者用の住居補助に申し込みはしたらしい。しかし、補助を頂ける順番が280人中150番目、ということであった。
このコロナの中、補助をもらえる住居を探している人は、他にも沢山いるわけで、
どう見たって、1年以内に、住居補助付きの住居には入れるわけがない、と見込んだ。
なので、あたしは、
「あなたの引っ越しは、10月下旬まで!これが目標!」とその親戚に宣言した。
人のことなのに、あたしが勝手に宣言してしまった。
何で、こんなにするかっていうと、亡きスーパーばあちゃんの為であった。
ばあちゃんが面倒みてきた親戚の新しい住居を決めて、ばあちゃんへの、恩返しがひと段落する、という気持ち。
また、この時点で決めないと、その地方には、雪が降るし、春が来た頃には、立ち退きが強引に行われるはず。
立ち退きとなると、今保有している住居も売ることができず、債務者のものになってしまう。
となると、その親戚の懐には何も残らない。
ばあちゃんの為だけではない。
こっちだって、とばっちりを受けたくないし、自分たちの生活への影響はたまったもんじゃぁない。
本当に、自己中心な考えだ。
一般の人が思うような、右の頬を打たれたら、もう一つの頬を差し出す、というみ言葉にまったく沿っていない。
「10月下旬だ!」とサーチを始めた。本業もコロナの影響で忙しい。
最悪の場合は、あたしたちが、その地域に小さなコンドを買って、そこにレンタ―として入居してもらう、という大博打まで覚悟した。
いつだったか。
その親戚との会話があまりにも世紀末すぎて、「こりゃーだめだわ。」という絶望感、というか諦観の境地。
そこで祈ったのだと思う。
神さん、何とかしてください!と。
それからしばらくしてのこと。
夜中に、それとなく、サーチした。
トレーラーハウスコニュニティーを。
いわゆる、移動式プレハブの家が沢山置いてあって、そこで一つのコミュニティーになっている場所のこと。
その親戚が住んでいた一帯は、トレーラーの年齢、収入の制限があり、ばあちゃん名義だった居住権の継続は不可能だった。 なので、立ち退き命令がだされた。
その場所から1時間余りのところに、ぽつんとあるコミュニティー。
あそこまで行くか?と思いつつ、その親戚に、リンクを送った。
翌日、彼は、そのCommunityに赴き、なんと、仮契約をしてきてしまった。
びっくりぽん~!!
イザヤ55:8-9
わが想いは、あなた方の思いとは異なり、
わが道は、あなたがたの未知とは異なっている、と主は言われる。
天が地よりも高いように、
わが道は、あなたがたの道よりも高く、
わが想いは、あなたがたの思いよりも高い。
まじに、信じられない結果となった。
ほぼ新品のトレーラーが、親戚の持つ、小さな貯金で買うことができたのだ。
手付金を置いてから、最終の支払いをするまでに、がたがたしたが、
あたしが少しのお金を短期で貸すことで、解決。
すんなり売却契約は終了。
そのあとは、引っ越し、ということになった。
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