No. 248 口に出して言うことは実現しちゃうことが多い<その二>
<その二>をかかなきゃ、と言っている合間に、松の内も終わり、今は2022年。
世間は、Omicron株による感染拡大とインフレがニュースとなっている新年。
親戚が新しいトレーラーハウスに住むその地域には、雪が降っている。
先日、トレーラーの周りの雪かきをした、というテキストが来た。
あー、10月末に引っ越しが終わってよかったよ。
あの地域は、3月まで雪がしっかりあるので、雪が解けてから、家探し、となると、時間がない。
モラトリアム(猶予期間)は今年の6月までだったので、あのまま何もしないでいたら、どうなっていたか。
その一、では、実際の引っ越しが行われる前までのことを書いた。
さて、ここからは、その怒涛の引っ越しについてである。
トレーラー購入、投資口座からのお金の引き出し、新居の契約、引っ越しのスケジュールなど、その親戚一人では、なかなか進まない、というのは、十分予測できた。
なので、こちらでもかなり肩入れして、進めた。
特にスケジュールと物の動きに関しては、スケジュールはあたしが作ってしまった。
さて、あたしたちの住むところから、親戚のところまで車で11時間かかる。
通常、2日かけて、到着するところである。
なので、中間地点の町のAirBnBで一泊し、翌朝、親戚の住むところに向かう。
その町でも、AirBnBを借りて二泊した。
交通費、宿泊費はすべて手持ち弁当である。
親戚も旦那も若くはない。
ということで、助っ人を頼むことができた。
あたしの教会に来ている留学生の若い人。
喜んでお手伝いします、と進言してくれて、涙涙。
結果として、この方が来てくれたおかげで、引っ越しは終了できた。
換言すれば、この人がいなかったら、引っ越しは完了できなかった。
時間を少し前に巻き戻す。
サタンの攻撃だろうか、出発直前に、この学生さんと一緒に現地に向かうことが危うく実現しそうもない事がおこった。
一つは、教会のお仕事のスケジュールと重なっていたこと。
次に、その方の体調が直前にすぐれなかったこと。
教会の仕事のスケジュールとの重複は、担当牧師の理解により、解決した。
融通をしてくださった理由というのが面白い。
教会の仕事が先に決まっていたことを忘れて、その学生さんは、私たちの引っ越しの仕事を引き受けてくれた。
しかし、教会の仕事が先に決まっていたのに、後で気が付いて、その学生さんは、「すみません!先に決まっていた教会のお仕事を優先します。」と言ってきてくれた。
私も教会の仕事の方を優先すべきと快く答えた。あとは、現地でワーカーを探せばいいから大丈夫だぁー、と思った。 内心は、すこしびびったけど、祈ればなんとかなるさ、と思っていた。
なんと、教会の牧師は、「筋をきちんと通してくださった。」とおっしゃり、代わりの人を見つけてくれて、その学生さんが私たちのお手伝いに来れるようにしてくれたのである。
お引越しの助っ人は、私の中では、一旦捨てた事柄であった。
教会、つまり、自分たちのことより、その学生さんが神様に仕えることが大事であり、学生さんも私も、神の御国を求めることを優先した。
しかし、そのことにより、必要であった恩恵をうけることが確約されたのである。
もう一つの障害(?)は、出発の一週間前に、その学生さんが熱を出してしまった。
コロナ? どうしたの?
人間ってのは、人が病気になっても、その影響が自分の都合にかかわってくると、その人の病気、体調を心配はするが、どうしても、自分の都合をどうしよう、という「いやらしい」気持ちがもたげてくるものである。
なかなか、病気の当人の立場になって、考えることはできそうでできない。
人間とは、自己中心である。
結局、インフルエンザ予防注射の副作用であった。
コロナではなかった。
あなたがたの天の父は、こらのもの*が、ことごとくあなたがたに必要であることをご存じである。
まず、神の国と神の義とをもとめなさい。
そうすれば、これらのものは、すべて添えてあたえられるであろう。
マタイ6:32-33
*これらのものー>マタイ6:25から読んでみてね。
こういった二つの小さな難関(?)を通り抜けて、あたしたち夫婦、学生さん、うちのワン公と北にある町に向けて出発した。
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