No. 249  口に出して言うことは実現しちゃうことが多い<その三>

<その一>

<その二>


 いよいよ、怒涛の引っ越し作業である!


あたし自身も太平洋と東シナ海をまたぐ海外引越とアメリカ内での小さい引っ越しを含めると6回引っ越しをしている。

なので、引っ越しの度に、「なんでこんなに荷物あるんやろー。」という気持ちをいやというほど味わってきた。

なので、たとえ小さいトレーラーから、小さいトレーラーへの引っ越しも、ただ事ではない、と思っていた。


現地到着はお昼前であった。

お昼を食べたあと、トレーラーに向かい、パッキングを始めた。

本が重たい。重たいものは、小さいカートンにいれる。

大きなカートンには、軽いものを入れる。

出ない、と腰をやられる。


ちなみに、カートンであるが、教会の方、教会からいただいたものが殆どであった。

又、日々、ガレージにため込んで、旦那から怒られてきたカートンの山々も持ってきた。従って、あたしは、カートンは買わずに済んだ。

だから、今まで、捨てずにため込んできたんだよ! わかったか!!


結果、一日半で、家の物は、すべてパッキング終了した。

これは、取っておいて、これは捨てる、という選別は一切しなかった。

この作業は、その親戚がカートンを開封するときにする作業とし、あたしたちは、しないこととした。

なので、選別作業がない分、パッキング作業は、ほんの少し楽ではあった。


次の日は、U-Haulというレンタルトラックを借りてきて、荷物を詰め込んだ。

ここでも、学生さん、大活躍。

引っ越しは、手伝い要員として、駆り出されてきた人なので、要領がうまい。

きれいにトラックの荷台に入った。

ここで、丸二日半終了。


勿論、お礼として、毎日のお昼は、地元のレストランにて、美味しいものを沢山食べていただいた。




いざ、1時間北にある街に向けて出発。 

現地に到着して、新しい住居をみた。


殆ど使われていない、真新しいトレーラーである。

これで、あの値段、というのが、バーゲンである。

というか、神さんが祈りを聞いてくれたんだと思う。

そのチャンスの窓は、1日だけ神さんが開けてくれて、その親戚にここに住む、住みたい、という思いを与えてくれたのだと思う。



引っ越し段ボールを真新しいトレーラーに運び込んだ。

その作業は、学生さんと、あたしが中心になっておこなった。

旦那とその親戚は、腰が痛い、肺の病気がある、ということで、動きが悪かったためである。




あんな小さなトレーラーから運ばれた段ボールの数は、ものすごかった。


まず、キッチンから始める。整理しながら、中身を棚に収納。

前住んでいたところとできるだけ同じような配置とした。


大きな家具‐ソファー、ダイニングテーブルなどーは業者を雇う、という判断を親戚がした。

これは、英断であった。

さて、段ボールを運び込み終わった翌日、引っ越し業者さんが来る、という日のこと。

街中のAirBnBを後にして、レストランで朝食をとった後、親戚の引っ越し先の町に向かった。


トレーラーに入って愕然。

そこでみたものは!



クリスマスツリー。



10月中旬に設置された、大きなクリスマスツリー

このBlogにYoutube並みの音声がはいったら、あの太鼓の音”どどーん”があたしの頭に響き渡ったのである。



とても大きい。どこにあったんや、このクリスマスツリー?

物置にしまってあったのを、持ってきて、開けたのか?


これからソファー、テーブルが搬入される、というのに、このツリーが邪魔して、搬入できないではないか!

次に頭に来たのは、こんなツリーを組み立てて飾り付けしている時間があったら、カートンを開けて、整理しておくべきじゃねえか! おめーは、何をしておったんや。おめーの引っ越しやないか!

あたしの中で、何か切れた。

あたしが、次に取った行動は。。。


ツリーを半分に解体し、親戚のベッドルームに運んだ。


その親戚、怒った。「動かすなー!」

あたしも怒った。「家具が入らん!」

旦那は、後から、「あれは、少しやりすぎだったな。」


しかし、ツリーはリビングルームから姿を消し、そこに、家具が運び込まれた。

そうしなかったら、ソファーなどが入らなかった。

そこまで考えが及ばなかったのか! あほーーー!!


その夜、あたしたちは、そこで食事を作って取り、そのトレーラーに泊まった。

無論、夕食後も、荷物整理をした。


二つ目のベッドルームの設置。

なんでかっていうと、新しい家に私らも、泊まることとなったからである。

二つ目のトイレも、私たちが作業後のシャワーを浴びれるように、色々と整理し、備品を買ってきて備えた。

あー自己中心でげんきんやなぁ。


親戚の主寝室は、個人空間なので、あたしは敢えて触れなかった。

そこは、その親戚の責任範囲である。しかし、荷物だけは、どんどん入れていった。

というか、整理するまで手がまわらない。

というか、「そんな、自分でせいやーー!!」



主寝室の隅に放り投げられていたクリスマスツリー。

上の半分がさかさまにカーペットの上に置かれ、残りの下は、部屋の隅にぽつねん。

「10月にクリスマスツリーかよ。。。。」


その親戚はツリーを飾りながら、亡くなったばあちゃんを思い出していたのかもしれないなぁ。。。

あたしも多少後ろめたかったので、翌日早朝、クリスマスツリーを居間のところに何とか入れて、飾り直した。

午後に戻ってきた親戚は、「あ、ツリーがある。」と満足気。

Mission Completed.

🎄🎄🎄    🎄🎄🎄    🎄🎄🎄

 

他にもエピソードは色々あった。これらは割愛。

そして、自腹を切って、備品や、小さい家具を買って、設置してあげた。

トレーラーの壁は素のままで、タオル掛けなど、一つもなかった。

せめて、トイレットペーパーを入れるかご、シャワーカーテン、シャワーに下げるシャンプー、石鹸入れなど。


それ等の費用は、請求しなかった。


旦那と学生さんは、洗濯機と乾燥機を取り付けるのに、ハードウエアストアに何回か足を運んで、何とか設置。

新しい洗濯機と乾燥機を買わずに済んだ。

後は、カレーなど、作って凍らせて、暫くは解凍して食べれるような食事を多量に作って冷凍庫に準備した。


ということで、怒涛のお引越しは、10月30日に終了。

翌日の31日は日曜日。安息日なので、なぁーんにもしない。しちゃあいけない。


知り合いの行く教会にて、学生さんと一緒に礼拝。 旦那と親戚は、トレーラーで休んでいた。

教会で提供するThanksgivingの食事の無料配布に、親戚の名前を載せてきた。

教会のある場所が風光明媚な観光地なので、礼拝後、学生さんのご褒美として、その町の観光案内と食事をした。

日々奉仕に始まり奉仕に終わっている学生さんに、そういった観光の機会を与えてあげたかった。



以上より、7月に宣言した、「10月に引っ越しをすべて終わらせる!」という宣言は、見事10月31日に終了となった。



言霊ーことだまーという言葉がある。

又、神は言葉となって、私たちの中に住まわれた。



ヨハネ 1:1-4

はじめにことばがあった。ことばは、神とともにあった。

ことばは、神であった。

このことばは、初めに神とともにあった。

すべてのものは、これによってできた。

できたもののうち、ひとつとして、これによらないものはなかった。

このことばに命があった。

そして、この命は、人のひかりであった。



この地球において、言葉を使うのは、人間と神様だけである。

うちのわんわんは、私の言うことはわかるみたい。

でも、言葉を話さない。


今回のように、言葉によって、宣言することにより、物事は成就することが多い。


あたしは、言葉遣いは悪い。ぶっきらぼうだ。

江戸っ子だからだよ。


でも、神さんに祈るとき、それも、切に祈るとき、「宣言」という形で祈ることがある。

今回の親戚の引っ越しでは、絶望の中にあって、「どうか、助けてください。」と神さんにすがった。

そして、「10月に引っ越しがすべて完了するようにしてください。」と宣言の形で祈った。

それ以前に7月の時点で、文面にて、その親戚に「10月に引っ越しすべて終わらせる!」

と、他人事ながら、自分で主導権を取る形で宣言した。


結果、引っ越しは10月30日に終わった。

信じられなかった、終わったのである。


✟   ✟   


じゃあ、宣言すれば、実現しちゃうのか?

たぶん、そうだと思う。




過去を振り返れば、実現したことが多々あったとおもう。


その一例。

双子を妊娠する前から、早朝登ってくる太陽にむかって、

「つわりがなく、健康な赤ちゃんが生まれます!」と宣言していた。

あたし、ゲロゲロは大の苦手。本当に嫌だ。


双子の妊娠時では、通常はつわりがひどい、ということらしい。

でも、あたしの妊娠初期は、あまり気持ち悪くならず、一回も吐かなかった。

双子は、それぞれ3Kgで生まれて、ぴかぴか輝いていて、健康そのものだった。


なので、これに味をしめて、もっととてつもないことを祈り、宣言していっちゃおうとおもうのである。

あたしには、神さん,という強い味方が付いている。

人間のレベルでは、実現不可能、と思えてしまうことも、堂々と宣言し続けようと思う。

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