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1月, 2022の投稿を表示しています

No. 254 断捨離

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 あたしの母は昭和5年の戦前うまれ。 十代の頃は戦争であった。 物資がなかったので、物を捨てる、ということができない。 子供の頃、私が捨てたものをゴミ箱から取り出して、取っておく、という人であった。 なので、あたしは、かたずけが下手。 そう。母のせいにしてここまでやってきた。 今年、やっと子供の一人が大学を卒業する。 二人の一人は、学生の身分で自活。 もう一人は州外の大学のGreek Clubの”House”に入っている。 学費もめどがつきそうで、やっと親の役目もおわるかな、、、とおもった。 それまでは、忙しく、かたずけが出来なかった10年。 昔、神様に家を片付けろ、と言われた。 しかし、やっていない。 なので、今がその時期か。 アブラハムは、100歳を超えてから、今、住んでいる場所を捨てて、イスラエルに行け、と神様に言われた。 多くの家畜、奴隷、使用人を連れての徒歩での移動。 余計なものは捨てていかねばならない。 神さんは、年をとったものにも、物を捨てて、新しいところ、新しいことをせよ、と言われる。 聖書の箇所をあとでさがす。 思い出のあるものは多々ある。 これを捨てるのは、ちょっと難しいが、神さんに言われているのだ、と捨てなければと思う。 まずは、一生懸命勉強したノート類。 アメリカの大学でひいコラ言って、学位をとったときのもの。 ちょっとつらいが、今度は、捨てない理由を母のせいにすることから、 捨てる理由を神さんのせいにして、断捨離だ。 誰かのせいにすりゃ、怖くねえ。

No. 253 祈りと犠牲

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 いやー、今年のアメリカンフットボールのPlay Offは結構接戦ばかりで、あたしには珍しく、テレビにくぎ付け。 旦那と大騒ぎしている。贔屓チームが勝つと、大騒ぎ。 いえぇーー!と叫ぶと、犬が一緒にわんわん!! あー、やかましい家族。 うちに滞在中の学生さんも、勉強の手を止めて、夕飯と一緒に参戦。 「接戦ですね!」と、Bufferlo Bills とKansas Cityの試合を最後まで見ていた。 通常であれば、試験を控えたこの学生さん、夕飯後、自分のお部屋にもどり、お勉強している。 更に、すごいことは、毎朝5時に起きて、教会の祈り会に毎日参加している。 ご両親が日本で牧師先生をされている。 話によると、日曜日に部活の試合があっても、教会を優先してきたそうだ。 又、教会、神様のこと ー ゆるぎない信仰 ーのことを話して、もうすこしだった就職先から採用が取りやめになったこともあったとのこと。 一般人からみれば、大変だねー、で済むことかもしれない。 その人が、自分と同じ立場である、という前提に成り立った発言である。 しかし、幼いころから、それが、神さんに仕える者として、あたりまえのこと、と生きてきたら、それは違うかもしれない。 10代のころは、Peer Pressure (同調圧力)もあっただろうし、葛藤もかなりあったのではないか。 そして、親に文句言ったり、嘆いたり、怒ったり。。。 時間って、人々に平等に分け与えられている。 あたしたち夫婦は十代二十代の人が享受できる何十年は、先がそろそろみえてくる、という年齢にはいってきた。 YouTubeを見て、喜んでいるあたしは、もったいない時間の使い方をしている。 時に、このBlogを書くが、意外に時間がかかるものである。 祈り、と一言でいえてしまう単語であるが、祈りにも時間がかかる。 つまり、大事な自分の時間、他に仕える時間を神様と過ごす。 そこには、祈りにかけた時間の Opportunity Cost  は、たとえば、アルバイトをして時給$15もらえる時間で会ったり、大事な睡眠時間であったり、Football Gameを楽しむ時間であったり、お友達と遊ぶ時間だったり。。。 つまり、あることをする陰に犠牲になった事柄なのである。 うちの学生さん、早朝、私たちがまだ寝ている時に、祈っている。 あたしたちが、テレビを見ている時、

No. 252 新聞、雑誌はオワコンか?

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 うちの旦那、トランプが大統領になった時に、新聞の定期購読を辞めてしまった。 「Moron(あほ)の顔を見たくない!」だって。 なので、あたしは、地元の情報、アメリカの情報に多少は疎くなったかもしれない。 その後、コロナ禍で、YouTubeに火がついて、特に日本のYouTubeがいやでも目に入ってくる。 ホリエモン、ひろゆきさん、青汁王子など、南原さん、街録チャンネルなど、娯楽として、見ている。 一貫して思うのは、ビジネス系YouTubeの視聴者は、ホリエモン、ヒカルさん、青汁王子さんのように、お金持ちになりたい。それも、努力しないで、という傾向があるようだ。 コメントを見ると、そうか、そういう人たちか、という感じを受ける。 また、そういったビジネス系YouTubeの人は口をそろえて、「まず、行動をすること!」と結論づけている。 しかし、ほとんどの視聴者は、行動をしないから、こういったYoutubeは「娯楽」となる。 更には、炎上の元ともなる。 最近はどのYouTubeも同時に週刊文春を非難するもの、宮迫さんの牛宮城のオーナーシップと権限についてのことに集中している。 まあ、これも一週間すれば、下火になるだろう。 しかし、たきつけた、あっちゃんは、頭いいなlと思う。 彼は、慶応大学卒業なので、それなりに優秀なんだろうね。 昨年末に、元上司が、週刊誌に記事を書いた、という連絡に行き会ったので、わざわざ日本から取り寄せて、読んでみた。 サラリーマンが読む週刊誌。 まず、袋とじで、ヌード写真があった。 男性の生殖機能を向上させる、お薬の広告があった。 それはともかく、記事をサラッと読んだ印象は。。。 日本の週刊誌は、ガラパゴスである、ということ。 日本で、サラリーウーマンをしていた運十年前と、内容、書き方、雑誌内の世界が全く変わっていない。 これには、愕然とした。 世の中、これだけ変わっているのに。 その雑誌を開ければ、うん十年前の玉手箱がいつでもある、という感じ。 たまに開いて、ノスタルジーにふけるのには良いかもしれない。 ガラパゴス、と言えば、イグアナ。 イグアナ、と言えば、たもり。。。 じゃあ、旦那が辞めた新聞はどうか。 日本の新聞は手に取る機会がないが、あたしは、Wall Street Journalの電子講読をしている。 コロナが始まった時、きちんとした情報は購

No. 251  自宅のリファイナンス―狭い窓を開けてくれた神さん

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 今朝一番のニュース。 米国10年国債のレートが急に上昇した。 そのあおりで、軒並み株は下降。 10-year Treasury yield hits 2-year high, hovers around 1.85% 株、ファンドは、そりゃー上下するわ。 あまり、騒がず、でも、損切は早めにする。 数銘柄、先週、損切しちゃっておいてよかったー。 自宅の住宅ローンのリファイナンスが先週終わった。 なんとなく、できるかなぁ、ってWeb Searchをしたのが先月の上旬から中ごろ。 Webから入ったから、リファイナンスしたい、って情報が業者にでまわるから、ものすごい電話攻撃にEmail攻撃。 暫く無視。 そして、ある日、ピコーンと一人の業者が、「だいぶ、電話攻勢にあっただろうけど、うちのレートをみてみない?」という文章が来たので、それとなく、コンタクトした。 そこから、ばたばたして、この人、結構的確に回答くれるので、この人に決めて、手続きを進めた。 途中、いいレートがある!ロックするか?という問い合わせもあったが、一日まったら、そのレートは消えてしまった。 んで、最初に提示してくれた悪くないレートでお願いした。 その時の10Year Treasury rateが1.40台だったので、住宅ローンレートも悪くなかった。 アメリカの住宅ローンはMortgage (モーゲージ)という。 このMortgage Rateは米国10年国債(10 Year Treasury Rate)にプレミアムを乗せたもの。 なので、10 Year Treasury Rateの動向を見ておくことが大事。 2020年にそのレートはどっと下がったが、結局手付かずで終わってしまった。 なんでだろうか、なんとなく、Mortgage Rateをサーチしていたんだよね。 まったく理由なしに。 でも、結果、流れでリファイナンスできた。 リファイナンスを終了した直後に、このレートが急に上がり始めた。 そして、今日。 10 Year Treasury Rateが 1.85% あたりをうろうろ。 ひえー! もし、今月に入って、リファイナンスを試見ても、レートに魅力がないので、断行していなかっただろう。 家のローンってのは、元金が大きいため、たとえ、小さなレートの変化でも、ローン全体での支払金利に何百万円の差が出てくる。なの

No. 250  癌ではなかった No.2

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 昨年10月に家人のMRIの結果、脳には腫瘍はない、ということがわかり、癌ではなかった、というBlogを書いた。 そのあとのことである。 実は、家人の甲状腺になにかあるらしい、というのがそのMRIから発覚。 なので、今度は、脳ではなく、首にある甲状腺のMRIを受けた。 かなり大きな影があるとのこと。 専門家は、Biopsyという生体検査をすることを進めたので、予定を立てた。 その日は、12月30日。 長生きの家系でも、そういった病気が発生することもありなん、と心の準備に入った。 準備としては、やはり経済的なこと。 生きて収入があるうちに、この家の住宅ローンを早く支払ってしまった方が、いいだろう。 看病となると、だんだんエスカレートしていくから、あたしの職場を寝室の中にもっていこうか、と。 そして、いずれ、あたしが仕事ができなくなるだろうから、仕事を引き継いでいくPlan Bを構築していかなきゃなぁ、と思っていた。 本人の苦しみがどうなるかは、さておいてだが。 これだけは、あたしができることの範疇から外れてしまうし、身代わりにはなれない。 でもだよ、不思議なんだけど、一貫して、心には平安があった。 癌でも癌でないにせよ、神さんがきっと助けてくれる。 だから、安心だ、という平安が。 ヨハネ14:27 わたしは平安をあなたに残していく。 わたしの平安をあなた方に与える。 わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは、異なる。 あなたがたは心をさわがせるな、またおじけるな。 うちの教会のパタリロ先生が、10年以上前に癌の宣告を受けた。 「がーん!」という心境が1-2時間続いたが、そのあと祈ったあと、 平安が心に入ってきた、という。 結果、その癌は手術によって取り除かれた。 *** 生体検査を受けた後、正月を迎えた。 正月の三日に、あたしと旦那は、釣りのキャンプにでかけた。 旦那は、川でマス釣りを。あたしは山小屋で、本を。 インターネットもないし、電話も通じない環境に3日いた。 山を下り、街中にでたところ、医者から電話があった。 結果は、癌ではなかった。 Noduleというものだ。日本語だと、「結節・根粒」というらしい。 癌ではなかった。 又、一つ新しいチャンスと時間を神さんからいただいたような気がする。 なので、この後10年は、神さんからいただいた時間を、何かに捧げていきた

No. 249  口に出して言うことは実現しちゃうことが多い<その三>

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<その一> <その二>  いよいよ、怒涛の引っ越し作業である! あたし自身も太平洋と東シナ海をまたぐ海外引越とアメリカ内での小さい引っ越しを含めると6回引っ越しをしている。 なので、引っ越しの度に、「なんでこんなに荷物あるんやろー。」という気持ちをいやというほど味わってきた。 なので、たとえ小さいトレーラーから、小さいトレーラーへの引っ越しも、ただ事ではない、と思っていた。 現地到着はお昼前であった。 お昼を食べたあと、トレーラーに向かい、パッキングを始めた。 本が重たい。重たいものは、小さいカートンにいれる。 大きなカートンには、軽いものを入れる。 出ない、と腰をやられる。 ちなみに、カートンであるが、教会の方、教会からいただいたものが殆どであった。 又、日々、ガレージにため込んで、旦那から怒られてきたカートンの山々も持ってきた。従って、あたしは、カートンは買わずに済んだ。 だから、今まで、捨てずにため込んできたんだよ! わかったか!! 結果、一日半で、家の物は、すべてパッキング終了した。 これは、取っておいて、これは捨てる、という選別は一切しなかった。 この作業は、その親戚がカートンを開封するときにする作業とし、あたしたちは、しないこととした。 なので、選別作業がない分、パッキング作業は、ほんの少し楽ではあった。 次の日は、U-Haulというレンタルトラックを借りてきて、荷物を詰め込んだ。 ここでも、学生さん、大活躍。 引っ越しは、手伝い要員として、駆り出されてきた人なので、要領がうまい。 きれいにトラックの荷台に入った。 ここで、丸二日半終了。 勿論、お礼として、毎日のお昼は、地元のレストランにて、美味しいものを沢山食べていただいた。 いざ、1時間北にある街に向けて出発。  現地に到着して、新しい住居をみた。 殆ど使われていない、真新しいトレーラーである。 これで、あの値段、というのが、バーゲンである。 というか、神さんが祈りを聞いてくれたんだと思う。 そのチャンスの窓は、1日だけ神さんが開けてくれて、その親戚にここに住む、住みたい、という思いを与えてくれたのだと思う。 引っ越し段ボールを真新しいトレーラーに運び込んだ。 その作業は、学生さんと、あたしが中心になっておこなった。 旦那とその親戚は、腰が痛い、肺の病気がある、ということで、動きが悪かったため

No. 248 口に出して言うことは実現しちゃうことが多い<その二>

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  <その一> <その二>をかかなきゃ、と言っている合間に、松の内も終わり、今は2022年。 世間は、Omicron株による感染拡大とインフレがニュースとなっている新年。 親戚が新しいトレーラーハウスに住むその地域には、雪が降っている。 先日、トレーラーの周りの雪かきをした、というテキストが来た。 あー、10月末に引っ越しが終わってよかったよ。 あの地域は、3月まで雪がしっかりあるので、雪が解けてから、家探し、となると、時間がない。 モラトリアム(猶予期間)は今年の6月までだったので、あのまま何もしないでいたら、どうなっていたか。 その一、では、実際の引っ越しが行われる前までのことを書いた。 さて、ここからは、その怒涛の引っ越しについてである。 トレーラー購入、投資口座からのお金の引き出し、新居の契約、引っ越しのスケジュールなど、その親戚一人では、なかなか進まない、というのは、十分予測できた。 なので、こちらでもかなり肩入れして、進めた。 特にスケジュールと物の動きに関しては、スケジュールはあたしが作ってしまった。 さて、あたしたちの住むところから、親戚のところまで車で11時間かかる。 通常、2日かけて、到着するところである。 なので、中間地点の町のAirBnBで一泊し、翌朝、親戚の住むところに向かう。 その町でも、AirBnBを借りて二泊した。 交通費、宿泊費はすべて手持ち弁当である。 親戚も旦那も若くはない。 ということで、助っ人を頼むことができた。 あたしの教会に来ている留学生の若い人。 喜んでお手伝いします、と進言してくれて、涙涙。 結果として、この方が来てくれたおかげで、引っ越しは終了できた。 換言すれば、この人がいなかったら、引っ越しは完了できなかった。 時間を少し前に巻き戻す。 サタンの攻撃だろうか、出発直前に、この学生さんと一緒に現地に向かうことが危うく実現しそうもない事がおこった。 一つは、教会のお仕事のスケジュールと重なっていたこと。 次に、その方の体調が直前にすぐれなかったこと。 教会の仕事のスケジュールとの重複は、担当牧師の理解により、解決した。 融通をしてくださった理由というのが面白い。 教会の仕事が先に決まっていたことを忘れて、その学生さんは、私たちの引っ越しの仕事を引き受けてくれた。 しかし、教会の仕事が先に決まっていたのに、後で気が