No. 93 びびり後日談

びびったーという前回のBlogを書いたのが、日曜日。

びびって、夜も遅くまで調査と勉強したせいか、たまたま潜伏期間がおわったか、月曜日からインフルエンザみたいな軽い症状が出た。

節々の痛み、だるさ、倦怠感、胃の調子もちょっと悪かった。 インフルエンザではなく、ただの風邪かもしれないが、疲れ、緊張、ストレスから来ているのは明らかであった。

たまたま、今週は、水曜日の昼まで、仕事が予定にはいっていなかったので、2日、ベッドの中で過ごした。 本当は、しなければならない、勉強もあったのだが。

勉強というのは、H&R BlockのComputer Based Trainingなどの、コース。 本来のTax Filing以外に、いろいろなことをしなければならない。 リファンドを当てにしたローンの組み方、IRA(Individual Retirement Account)の設定のしかた、ソーシャルセキュリティーに変わる番号の取得の仕方、訂正Taxのファイリングの仕方・・・・、と付随する仕事のほうが、本来のTaxにかける時間より、多い。 なので、こういったことは、自宅で、コンピューターに向かって勉強することとなる。 当然、勉強の時間は、無給となるが。

なにせ、わからないことだらけ。 はやく、こういったトレーニングを済ませないと、とも焦っていた。 なので、びびっていたのだ。

しかし、だるさと関節のいたみで、何も出来ず。 とにかく、水分たくさんとって、なるべくベッドで時間をすごしていた。


話はすこしずれるが、シアトルに研修にいっていた旦那も現地で具合が悪くなったのだが、研修仲間がよい薬がある、とそれを使っていたそうだ。 風邪の症状を抑えて、回復が通常一週間から10日かかるところを短縮できる、というものである。 薬というよりは、キャンディーなのだが、これが以外にも、役に立った。 Cold-EZというZinc(亜鉛)を使っているものである。 このキャンディーというか、薬のおかげで、昨日の水曜日には、仕事に行かれた。

この薬のWebsiteは:http://www.coldeeze.com/

なぜ、効くかというメカニズムも面白い。 Zinc(亜鉛)はイオン化傾向が高い。 +のMolecular Chargeがある。 一方、風邪の原因の80%は、ライノビールスで、こちらは、-のMolecular Chargeがあるということだ。 なので、Zincとライノビールスがプラスとマイナスでがっちりくんでしまって、ビールスが増殖しにくくなる、ということである。 へー、面白いなぁ、と思った。 目からうろこがとれるような感覚。

この薬を作っている会社の株をすぐに調べたのだけど、$5を浮遊していて、一年以上、下落し続けていた。 うーむ。


さて、話は戻る。

たしょう、ぼーっとしながらも、水曜日の昼に仕事に行った。 結構風邪をひいているひとがいたので、塩素で、すべてのデスク、電話、マウスを拭いた。 風邪は人の手から感染することも多いので。 今月末から、Taxのピークシーズンが始まる。 そんなときに、Taxをする人間が倒れたら、このOffice終わってしまうがな。 拭きながら、20年前の日本の会社の「OL」を思い出してしまった。 朝は、灰皿の片付けに、机の雑巾がけ。 お茶だしは、私のころは、自動販売機に取って代わっていたけど、机の雑巾がけは、最初のころはあったなぁ。

おっと、また脱線だ。

自分のデスクについて、しばらくすると、なんとクライアントが来た。 若いおにいちゃんで、刺青だらけ。 W-2 Formという一年分のお給料と源泉徴収された税金などが書かれている書類である。 収入はこれだけ。 他の控除もなにもなし。 つまり、基本の基本である、Tax Filingなのであった。

おまけに、この若いおにいさん、Peace Of Mindという3年間保障のTaxの保険も買ってくれたし、リファンドをあてにしたローンも組んでくれた。

とどのつまり、「テキストブック的な、お手本のTax Return」だったのである。 それに、なにごとも滞りなく、すんなりと、E-Fileできてしまった。 E-Fileとは、インターネットを使って、IRS(国税庁みたいの)にペーパーレスでTax Filingをするもの。 まわりを見ていて、ローンが却下されたり、IRSからE-FileをRejectされる人もいるであるが、このお兄さんのファイルはすんなり。 おまけに、Refundが結構あったので、かなり満足してくださった様子。 にこにこしながら、お帰りになりました。 ちなみに、このお兄さんは、「彫師」つまり、Tatoo Artistであった。

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この気持ちのよいお兄さんが、終わったとき、思わず、「お父さん、ありがとうございます!!」と心のなかで叫んでしまった。

と思いきや、ボスが、「次、やろう!」とご家族連れのファイルをしろ、という。 時間も迫っていたが、引き受けた。 このご家族、今年は年収が多少あがっていたので、政府からの補助みたいな、Earned Income Credit(就労収入のクレジットとでもいうか?)が今年はもらえず、リファンドも50万円ほど減ってしまっていた。 

かわいそうなので、この人たちのもってきた書類を再度、念入りにチェックして、コンピューターのインプットも2回チェックした。 でも、Inputは正しかった。 Tax FilingのStatusを変えれば、リファンドの額も変わるが、これは、法を犯すことになる。 そこをきちんと説明して、納得してもらった。

リファンドをあてにした、前払いのローンを組むと、Taxのファイリングの手数料をその場で支払わなくてすみ、手数料を差し引いたリファンドだけが受け取れる。 手数料がかかるが、それを選択するクライアントもいる。 

その手続きをしているうちに、私は子供を迎えに行く時間となってしまった。 そのとき、先輩が、ここまでやったから、私がここから面倒みますよ、と代わってくれた。 それでも、私の成績となり、すべて私がファイリングを終えた、ということになる。 しっかりとしたサポート体制があるオフィスだな、とうれしかった。


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夕方、子供が外で遊んでいる間、天のお父さんに感謝するため、ピアノを弾いて歌った。

お父さんは、私を床で休ませてくれて、最初のお客さんにとてもよい人を送ってくださった。 あの「彫師」のお兄さんは、「God Send」つまり、神様からの贈り物であった。


お父さん、びびりまくったこの私を勇気付けてくれて、ありがとうございました。 そして、一番最初のお客さんに、とてもよいお客さんを送ってくださって、大変ありがとうございました。

木曜日の今日も働いたが、23歳の若い男性で7歳になるお嬢さんがいるという人。 前貸しのローンを申請にきて、受け付けてあげたが、気に入っていただいて、2週間後のTax Returnの予約を私としてくれた。

彼が帰ったあと、書類にサインをもらい忘れていたり、と失敗というか、不備をすぐに見つけた。 でも、こうやって習っていくんだろう。 彼とは、また会うので、その前にサインをもらえば、問題なしか。

これから、順風ばかり吹くわけではないけど、スムーズな出航でありました。 図に乗らず、常に感謝して、これから始まるTax Seasonを乗り越えていかれるかな?


とにかく、お父さんは、守ってくださいました。 ありがとうございました。


あかしや番頭

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