No. 225 スーパーばあちゃん入院、竜巻警報、退院 (1)
気が付いたら、5月だ--ーー。
あたしの自宅オフィスは、母屋から、ちょこっと離れたところにある。
と言っても、離れではなく、洗濯場を通って、その先に少し足を延ばした、ってところ。
4月27日の火曜日、相変わらず夜中まで仕事をしていた。
そしたら、旦那か娘がオフィスの方に歩いてきた。夜中まで仕事をしていると、「早く寝ろー!」と文句を言いに来る旦那。
と思ったら、旦那でも娘でもなかった。
107歳のスーパーばあちゃんであった。
コロコロと、買ってあげた歩行補助機を押して、私のオフィスまで来たのだ。
どうしたか、というと、胸やけがひどいので、薬はないか、と言ってきた。
これは、尋常ではない。だって、枕元に胸焼け(胃液逆流)の薬はあるのだが。
以前、ペプトビスモルという胃の薬を上げて、しのいだことがある。
薬を飲んでもらい、ベッドに入ってもらった。
なんとなく、血圧を測ってみようか、という気持ちになったので、図ってあげると。。。
175 / 90 !!
もう一回図っても同じ。
この血圧計こわれとるわ! と思って、自分と娘の血圧を測ると。。。壊れていない。。。
どうしたものか。
心臓発作の症状には、胸焼けがある。 頭の片隅に、心配はあった。
でも、痛みは落ち着いたので、ばあちゃん、就寝した。
翌朝、ベッドにいると、旦那とばあちゃんの会話が聞こえてきた。
「気分はどう?」「元気よ。」
そのあと、朝食を食べたらしい。
らしい、というのは、あたし、起きるの遅いのよね。
ばあちゃんは、朝の8時に今に出てくる。私は寝ている。
そのあと、なんとなく、あたしは普通より早く起きた。
ばあちゃんの部屋をのぞいたら、ばあちゃん、苦しそうにしていた。
息ができない、と。
「溺れる!」といっていた。 旦那が車いすを寝室にもってきて、玄関に運ぶところだった。
あたしもパジャマから服に着替えて、バッグをひっつかんで、ばあちゃんを車にのせた。
途中、ばあちゃんは、息ができない!と叫んでいた。
動けないので、抱き起して、車いすに乗せて、救急の受付へ向かった。
旦那のドラテクで、大急ぎで病院に駆けつけた。
まず、保険証と身分証明書。
地獄の沙汰も、金次第か。
救急車で来る人はどんどんトリアージに向かうのに、通常の救急では、またされる。
呼吸困難でも待たされる。
ばあちゃん、「まだかまだか! おぼれ死ぬ!」と大騒ぎ。
でも、騒げるのだから、息はできるので。。。
それはともかく、ほかに待っている人を飛んで、看護婦さんが、迎えに来て、ばあちゃんと旦那はドアの向こうに消えた。
コロナなので、付き添いは一人だけであった。
やることもないので、そのまま家にもどったのであった。
ね。。。眠い。
<続く>
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