No. 139 揺れた時の賛美歌

あったま来るほど忙しいこの頃である。 余裕が無く、祈る時間もあまりない。 朝、おきて、神さん、有難う、と感謝する時としない時まで出てきてしまった。 これは、いかんいかん。

10月下旬から10日ほど日本に行って来る。
理由は、高校の同窓会。 30周年だ。

クラスメートが言う。 「もう人生の半分きたんだしさ。」
ありゃーほんとうだ。 どうしよう。

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こういった出発直前にやってくる嫌なニュースがある。

昨日、アメリカン空港ダラス発成田行きのAA61便が乱気流にあって、けが人が出たという。

私、それに乗るんですけど・・・・。


初めてアメリカに行ったのが、1983年であった。 安い飛行機ってことで、China Airlineを使った。 台湾の航空会社である。 ハワイ経由でLos Angelsに行った。 アメリカから戻ってくる時に、気流の悪いところを通った。 みんな緊張しているようだったけど、お隣のフィリッピンの叔母ちゃん二人は、何か歌っていた。 何歌っているんだろうなあ、と思ったけど、良くわからなかった。

タイタニックだったか、客船が沈没するとき、小オーケストラが音楽を奏でたという話は、多くの人が知っていると思う。

埼玉の教会を訪ね礼拝まえの賛美をしていたときであった。 ぐらっときた! 
そばにいたフィンランド人?ノルウェー人?の牧師先生と私は、やばい!といったかどうかは別にして、ドアを開けにいった。 祖母と母からは、地震の度に、戸を開けろ、でないと、戸が開かなくなって閉じ込められる、と言われて育った私であった。

しかし、後ろを振り向けば、前で賛美していたフィリピン人の女性は、歌い続け、地震がまた襲ってくると、手を挙げて祈り、賛美していた。 そうして、地震は収まった。

その時、この方は、真のクリスチャンだ!と恐れ入ったのであった。 (そう、この方、私の代わりに日本での母の娘になります、と言って、私を大泣きさせてくれた方である。 詳しくはまたいつか書くね。)

ちなみに、フィンランド人?ノルウェー人?の牧師先生、フィリピン人と書いたが、皆日本語で礼拝していた。


若い頃は、乱気流の時も、ぐっすり眠りこけていたものである。 しかし、こう何度も飛行機に乗るようになり、昔と比べて、いつも満員で、家畜の運搬車みたいな状態になってきた飛行機。 そして、こちらも歳を取って来ると、飛行機の中で熟睡ができなくなってきた。 そして、気流の悪いところを通過するときは、ちょっと緊張するようになってきた。 子供がいて、後に残す者がいるからだろうか。

前回の帰国の時だったか、気流の悪いところを通ったとき、心の中で祈り、賛美歌を歌った、と思う。 だって、頼るのは神さんしかいないしね。 おっと、パイロットさんもがんばってください。

最初にアメリカに行った時のお隣のフィリピンおばちゃんが歌っていたのは、賛美歌だったのだろうなぁ。 こういうときって、多くの人が心の中で賛美歌を歌っているんだと思う。

本当にやばい!時はどうなるんだろうか。 私はじたばたするであろう。 でも、あの埼玉の教会のフィリピン人女性は、祈り、賛美するだろう。 死に際が悪いのは、私である。 きっと。

今回の日本行きでは、まずロッキー山脈上で一揺れ。 まあ、これは、いつものこと。
そして、寝ている頃、日本に到着の数時間前は、アリューシャン列島の上。 ここが揺れるんだよね。 だから、賛美歌にお世話になろう。

歌う曲は、「やすけさは川のごとし」「It is well with my soul 」である。
だって、この曲しか、空覚していないんで。 あー、私の脳みそ一ビット。

以前のBlogで作詞者のこと、曲の訳を書いたのでご参考に。但し、文末のビデオが見れなくなっているので、下記のSelahのYoutubeを見てください。

No. 85 It is Well With My Soul やすけさは川のごとく(その一)

No. 85 It is Well With My Soul やすけさは川のごとく(その二)



Selahが911の5回忌で歌う It it Well With My Soul~Raise Me Up




では、あと6日で出発です。 多分、平気な顔して帰ってくると思う。

生きるも死ぬも神さん次第!

あかしや番頭

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