No. 82 You Raise Me Up その2ー小さな祈りも聞かれたー

今日も忙しく終わった。 朝一番の用、午後の歯医者、子供の絵画教室に、図書館でのお勉強。  夕飯を食べたのが、ずっと遅くなり、7時過ぎになってしまった。 7時過ぎの夕飯は、9時には、就寝体勢に入る我が家にとっては、とても遅い夕飯なのである。 

私は、まだこれからしなければならないことがあるが、今日、起こったことは、書き留めておきたい。


今朝、8時前に子供を学校に下ろしてから、ある申し込みをするために、とある場所に行った。 資料はだいぶ前に用意しておいたので、昨晩は、それを台所においておいた。 今朝、子供を送ると同時に、その書類を車に入れた。 中身は、見直さなかった。

申し込み会場に早めに行った。 会場には、すでに人が沢山座っていた。 暫くぼーっとしていたのだが、何人かの人が呼ばれていった。 その中に、パスポートを持っている人もいた。

ああっ! 身分照明の為に、パスポートが必要だったんだ・・・。  私が持っているのは、パスポートのコピーだけである。 コピーなんて偽造できるから、証明には、現物をもっていかんとだめなんだよねぇ、一般的に。 

ああー、今日の受付はおじゃんで、また一ヶ月先にやり直しなんだろうか・・・、とがっかりしていた。 いやー、「あとで持ってきなさい」っていってくれかも。 アメリカって国は、結構温情的だから。 なんとかなるかなぁ・・・。  これが、日本だったら、受け付けてもくれないもんね。 でも、もしかしたら、面倒なことになるんじゃないか。 ああー、もう、いやだなぁー。 まったく馬鹿だ。 忘れてくるなんて・・・・。

と、心の中が穏やかではなかった。

これは、神頼みしかない!と、天のお父さんにお願いした。


お父さん、身分証明書の現物を忘れてくる私はアホです。 またやってしまいました。 それ以外にも、毎日、あなたの心にそぐわないことばかりしている、このアホです。 ごめんなさい。 でも、もし、御心でしたら、もし、よろしかったら、申し込みの受付の人の心を和らげて下さい。 この申し込みがすんなり行くようにしてください。


暫くして、呼ばれた。 受付の人に「すみません。 身分証明書、忘れました。」とまず言った。 「では、運転免許証ありますか?」「はい、あります。」「ソーシャルセキュリティーカードは?」「あー、あれは、うちにあります。」
運転免許証だけでは、不十分で、もう一つの証明書がないと受け付けられないのである。 冷や汗がたらーーっ。

受付の人をみると、私の書類をめくっている。 そして、「あら。 ここにあるじゃないの。」とパスポートのコピーを見ている。 私が、「でも、コピーなんで・・・」と言いかけたら、「しーっ。 何も言わないのよ。」と、そのまんま、受け付けてくれてしまった。

書類をすべてチェックしてくれて、なにも間違いも不備がない、ということがわかったので、すんなりと書類が受理されてしまった。

あれまぁーーーーー。 

****


午後は、歯医者。 ルートキャナル(Root Canal)という治療をする予定である。 歯医者の保険が昨年までなかったので、3年近く歯医者にいかなかった「つけ」を払うことになった。 

どういう治療か、というと、歯をふかーく削って、パルプの部分、というか、神経の部分をとって、歯の根元まで、こそげ取って、綺麗に掃除するのである。 神経を抜くし、骨に乗っかっている歯の根の先っちょまで、細ーい針金みたいのを突っ込んでごりごりする治療。 日本で受けたときは、痛かった。 麻酔注射がいたかったし、それもあまり効かなかった。 

以前、ひじに入っていた釘と針金を抜くために、手術をしたが、麻酔が切れたことがあった。 それでも、なんとかしのいだ。  子宮摘出手術の後の痛みも、モルヒネがいやだったので、ほとんどなしで、痛みをたえたことがあった。 (No. 57 「がまん強さ」 2007年1月3日 参照のこと) 

こういった痛みは、なんとかしのげるのであるが、歯の痛みは別。 脳に近いからか、歯の痛みはきつい。 きーん!と突き刺さるようなあの痛み。 日本で、何度も痛い思いをしてきたので、どうしても歯医者へは、足が遠のくのである。

なので、治療室に入って、イスに座ったとき、子供のように、怖くなった。 あー、また、痛い思いが・・・、と。 

なので、イエス兄さんに祈る。 


お兄さん、私、痛いのいやです。 もう少し早く歯医者にいっておけばよかったのに、それをしなかった私はアホです。 すみません。 イエス兄さんは、十字架でもっと苦しい思いをしたんですよね。 だから、こんな歯の痛みなんて、十字架の痛みに較べたら、大したことがないんですよね。 でも、御心であれば、もし、よろしければ、これから始まる治療が痛くないようにしてください。 お願いします。 でも、痛みを受けろというのなら、十字架の痛みより、大したことがないので、私はその痛みを通っていきます。 


黒人の女性の先生が、「笑気ガスって使ったことありますか?」と聞く。 娘の歯の治療のとき、使っているのを見たが、自分は経験がない。 $30のチャージだ。 でも、横にいる歯科補助の女性が、「したほうが楽ですよ。」というので、試してみることに。

鼻にマスク見たいのをつけられた。 何の匂いもしない。 酸素と笑気ガスのミックスである。 ちょっとすると、すこし、ぼーっとしてきた。 ん? これが、麻酔なのか? 

気がついたら、いつのまにか、歯茎に麻酔の注射をされていた。 多少、ちくりとはしたが、痛くなかった。 その後、また歯茎の何箇所かに麻酔注射を打たれた。 今までは、口開けたまま、顔をしかめてがまんしていたんだけど。 へぇー、この笑気ガスって、結構効果があるじゃん。

この歯科医院では、常に、クリスチャンゴスペルのラジオがBGMとして流れている。 歯茎に打った麻酔が効くまで少し間があったので、その間、BGMに耳を傾けていた。

じゃあ、歯を削りますか、という段階になって、BGMとして聞こえてきたのは、なななな、なんと、昨日のBlogに載せたSelahの「You Raise Me Up」だったのだ!! ええええ!! なんで、この期に及んで・・・。

歯を削るのは、痛いんだろうなぁ、と少し怖かったのであるが、「You Raise Me Up」が流れてきたお陰で、歌の方に気持ちが行ってしまって、歯をきゅぃーん、と削られていることも忘れてしまった。 さらに、削られながら、眠りそうになってしまった。 

イエス兄さんに「ありがとう。」とお礼を言った。  

しかしまあ、イエス兄さんも、憎いことしてくれるよね。 ラジオ局の人に、ぴったりのタイミングで、私の大好きな曲をかけさせてくれるように采配をふってくれたんだ。 ありがたいねぇ。 

その後、1時間半で、治療は終わった。 格別な痛みもなかった。 家に帰って、麻酔が切れたときに、痛みがでるので、痛み止めを飲みなさい、といわれていた。 でも、夜の今も、痛くないのである。 抗生物質だけのんで、終わりであった。

今日の費用は$300ちょっとであった。 しかし、$100少ない、$200ちょっとで済んでしまった。 何故か。 私のアカウントには、$100のクレジットがあるというのだ。 クレジットとは、ここで言えば、支払い額が減る金額のこと。 会計のとき、「あなたは、すでに、$100のクレジットがありますね。」だった。 このRoot Canalがこの歯科医院での最初の治療で、過去に、一回も掛かったこともない。  お金を事前に払ったことも無い。 なんで、$100のクレジットなんだ??? 


今は、頭がちょっとぼーっとして、これからしなければいけないこともあるんだが、もうだめら。 明日、朝早く起きて、その用は済ませよう。


ということで、今日は、小さな祈りだったけど、二つも聞いてもらえた。 


こんなことが、ちょろちょろ起こることがある。 でも、ずっと祈り続けている別のことは、まだ成就していない。 しかし、私には、確信がある。 祈りは、必ず聞かれると。 

神さん、イエス兄さんは、『祈りは必ず聞かれる』、と私達が信じられるように、今日のような、小さな小さな祈りを聞いて、目の前に見せてくれるんだろうね。 


あかしや番頭

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