No. 123  憑いている?

インフルエンザが流行っているダラス地域である。 毎日、4-5組のクライアントに接する私は、しっかりと風邪を引いている。 おまけに、週一回しか休まないで、仕事のピークを向かえ、くたくたのくたさんである。

今日の日曜日は仕事を入れなかった。 でも、昼少し前から、属しているある団体の新年会というか、年次Meetingに出かけた。

カントリークラブのクラブハウスでそのMeetingは行われた。 会議が始まる前に、トイレに向かった。 一年前、仕事が忙しく、水も飲まなかったので脱水症状を起こした。 それ以来、水分は常に取るようにしているので、トイレも近い。 なので、40分も運転したので、自然が呼んだのである。

トイレの前で、アメリカ人の小柄な男性の老人と目があった。 なので、にこっとしてあげた。 その杖をついた老人は私にこういった。

「笑顔がいいねぇ。 あなたには、エンジェルがついているよ。」

その老人は、もう一回、私に天使がついている、と言った。 なので、私は、「はい。 神様はいつも私のそばにいます。」


2年前の12月、母の遺品を片付けに日本に戻ったときのこと。 渋谷のとある事務所でで用を済ませて、JRの駅の改札に向かっているときだった。 母の聖書数冊、聖書解説書数冊をダンボールに入れて、カートに乗せて、人通り激しい渋谷駅の外郭を足早に歩いていた。 

その時である。 一人の女性に声を掛けられた。 「あの・・・すみません。」と。

その人は私を見て、「やはり」と言う。  ????

今となっては、その人が何をいったのか覚えていないが、たぶん、何か素晴らしいものが憑いているといったような気がする。 そして、「お待ち下さい。」と言われた。

ちんぷんかんぷんのまま、その人と話していると、その人が、「先生、このかたが・・・」と他の女性を呼び止めた。 

その先生と呼ばれた人が私のところに来て、「ああーーー」と頷く。 

なんだよ、変な顔してるっていいたいのかよ?


そこから、その女性は、私が海外に住んでいること、母方と父方の家系をよく受け継いでいること、でも母親の家系のほうが強いということ、そして、私の生まれに家族関係とその現在までも言い当てていた。

そして、「ものすごいものをもっている。 あなたは、「時の人」です。」、とも言った。

「そんなん、時の人なんて、テレビに出ている人や、有名人で沢山いるじゃないですか。」というと、首を横に振って、「そんなにいないのです。 あなたがそうです。」と言った。 そして、鑑定をしているので、是非見させて欲しいとも言われた。



実を言うと、私は14才の時から、タロットをしていた。 また、細木数子の六星占星術にも傾倒していた。 私の占いは結構当たった。 でも、30年後の2005年の今ごろ、神様から言われて、そういった本をすべて焼いた。 それ以来、占いというものとはおさらばした。

占いは、「神様、あんたなんか信じません。 占いのほうがあたるからね。」と言っているに等しく、神さんの存在を否定するものである。 また、占いは低いレベルの霊との交信なので、あたるのである。 

人間は不安になると、そういったものに頼る。 確信が欲しいから。 そして、難から逃れようとじたばたするからである。

今の日本は、そういった占いで溢れている。 神様からみれば、ソドムとゴモラの堕ちた状態である。 いつ、滅ぼされてもおかしくはないと私は思う。 日本を出ているから言えるのかも知れないが、私が日本を出てから、日本人がそういった占いに頼る傾向には、加速度がついている。


旧約聖書 レビ記 19章31節

あなたがたは、口寄せ、または、占い師の下に赴いてはならない。 彼らに問うて汚されてはならない。 私はあなた方の神、主である。



渋谷で私に声をかけてきた二人の女性は、若く、きれいな人たちであった。 たぶん、姓名鑑定、や占いを生業(なりわい)にしているんだろう。 一人は師匠でもう一方は弟子か。 

私の家族構成と私が日本にいないということを、私の顔というか、私の後ろのオーラだかなんだかを見て、確かに正確に言ってくれた。 また、先祖に海外に出ている人がいる、とも言った。 誰かは、私にはわからない。 そして、何度も、私のことをまれに見る時の人ですごいものをもっている、と言った。

ふ~ん、そうか。 でも、わたしゃ、クリスチャンで、占いはしないんですよ。 それに、これから、この聖書を横田基地から、アメリカに送るために先を急いでいるんで、と彼女たちがしたがっていた鑑定は断った。


「時の人」ねぇ。??? なんのこっちゃ?? 何が憑いているのかね、私のうしろには?

そりゃ、神さんだよ。 私はたいしたことない。 私には、神さんがついているんで、その占いの女性たち、神さんをみちゃっただけのことよ。 私は、時の人ではないよ。 だって、自覚症状なにもないんだもん。 もし、時の人だったら、今頃、テレビに出て、三輪明宏さんとか、江原さんをこき下ろしているだろうし。 

ま、占いのことは、私もよく知っているので、それにとらわれている人たちの為に、近いうちにここで書きましょう。

*********


私に憑いているのは、良い運でも、背後霊でも、ご先祖様の霊でも、前世の霊でもない。 

私に付いてくれているのは、神さんなんだよね。

感じるときも感じられないときも、神さんはいつも私の横にいてくれる。

じゃあ、私がいびきをかいて寝ているときは?? 耳栓をしてそばにいてくれるんだろう。 

時に、夢でメッセージを伝えてくれることもあるんだろうなぁ。 時に、命がとぎれないように、私の呼吸をひとつひとつ整えていてくれるんだろうなぁ。

私が悲しい思いをしているときは、慰め、励ましてくれてきた。

もし、私が誰かのことを快く思っていないときも、それを聞いているはず。 だから、人のことは、決して非難すべきではない、と思う。 陰口だって、人には聞かれないけど、神さんは聞いているよ。


トイレでしゃがんでいるときも一緒にしゃがんでくれているんだろう。

お風呂に入っているときも、一緒にい~い湯だな、ってつかってくれているんだろう。 


と、ここでレベルを落としたこの私。 でも、神さんが愛していてくれるんだよね。

ありがたや、ありがたや~。

それだけで、生きていかれます。

では、これから寝ます。 

神さん、明日の命、よろしかったくださいね。 朝、起きたら、感謝しますから。


あかしや番頭

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