No. 246 子供の英語教育 その一
先日、お子さんの英語教育について、相談を受けた。
このBlogの趣旨とは、離れるが、一応メモとして書き残す。
- お子様の英語教育の目的は何かを自分に問う。
例えば、将来アメリカの大学に留学させたい、
ビジネスで使えるようにさせてあげたい、とか。
じゃあ、それはなぜか?
- 語学習得には、環境が大事。
まず、会話としての英語について。
周りから英語が聞こえてくる環境があることが必須。
したがって、インターナショナルスクールにいれても、そのインターナショナルスクールの生徒の構成が日本人が多い場合は、教室以外では、日本語をしゃべってしまうので、あまり効果がないと思う。
そのような状況をアメリカでみてきた。
- 楽しく、英語で遊ばせる環境が子供には大事。
周りのお友達が英語でわいわい遊ぶ、という環境が良い。
その中から、子供は、英語の会話は習得する。
言葉は聞くことから始まる。聞いてから、喋れるようになる。
- ビジネスとして通用する英語の習得と考えると、アメリカ・イギリス・カナダの大学に留学することだろう。(ほかの英語圏の大学でもいいが、アクセントがきついかもしれない。)
但し、ESLだけの大学留学だと、注意が必要。
何故なら、日本人が多い留学先は、日本人で固まってしまい、英語を教室外で使わなくなってしまう。
出来れば、ド田舎で、誰も日本人がいない環境に投げ入れられて、そこで、英語しかない環境につかるのが一番。
- 次にビジネス英語だったら、英語が書けないと使えない。
アメリカなどの海外の大学を出るという場合、専攻自体は、英語ではない。
会計、経営、文化論、政治学、化学、物理、などの学位をとるのであれば、すべてにおいて、論文が必ず必要となる。
Spelling一つ間違えれば、その論文は減点対象となる。
英語できちんとした文章を書くのであれば、かなりの修行が必要。
ESLなどの余分な授業を取ってでも、習得することには大きな意義があると思う。
- 日本という英語が習得しにくい環境では、英語教室なども一つの選択かもしれない。
色々学校を見て回る親御さんもいる。
あたしとして、お勧めしたいのは、お子さんたちが活動している時間を選んで見学にいく。
そこで、子供たちの顔を見て、輝いて、楽しそうにしている学校がいいと思う。
英語でもスペイン語でも、語学は聞くことから始まる。
聖書にもこうある。
従って、信仰とは、聞くことによるのであり、聞くことは、キリストの言葉からくるのである。
ローマ:10-17
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あたしも英語会話については、夜の学校に通ったり、友人に誘われて、とある教会にいった。
そこは、モルモン教の教会であった。
お話を聞いているうちに、コーヒー、お酒はダメ、と言われて、これは、わたしにはできんわ、と去った。
モルモン教の人たちのすごい所は、短期間で、日本語を習得してしまっていることだ。
目的は宣教であるので、言語はその目的を果たすための、通過点でしかない。
同様に、日本でいわれている「英語教育」は、英語を話せるようになりたい、だけが目的となってしまっていて、その先がないように思われる。
その先を見ていかないと、途中でくじけてしまうのではないかな?
長期にわたって、あれだけ英会話教室が日本に林立しているのに、日本人の英語能力が殆ど進歩していないように感じる。
しかしながら、日本は斜陽となっており、海外に活路を求めない限り、若い世代の人たちが経済的に満たされるには、かなり難しくなるのではないか。
そんな厳しい日本だが、イエス兄さんの恵みがこれから多く注がれていくはずである。
多くのアメリカ人、韓国人、その他の国の人たちが、日本の為に祈っている。
<次回、その2では、上記のポイントをなぜあたしがそう思ったかを経験からかいてみよう。>
2022年1月時点で、またその二は書いていない。
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