No. 29 とっつあんと子供の祈り
事前にいっておくが、この投稿は書かれている本人たちの事前の報告をせずに書いた。 なので、本人たちがいやだ、という場合には、消去することもある。 ********************************************************************************* 「男らしい」というのはどういうもんかなぁ。 どうしても、外見で判断しちゃうよね。 体ががっしりしていて、髪の毛は七三分けではなく、ちょっとぼさぼさ気味。 めしをがんがんかっくらって、「おいしっすよ!これ!」とにっとわらった歯が白い。 お酒にはめっぽう強い、スポーツマン。声が低くてでかい・・・てなことかね。 昔の私は、面食いで、背が180cm位の男性がいいな、と思っていた。 実際、そういう男性とも付き合ってきた。 (旦那は背は低いし、ハンサムでもないよ。カエルみたいな声してるし。) 年輪を重ねるごとに、本当の男らしさというのは、外見からは計り知れないのではないか、と思うようになった。 以前、仕事の上の失敗を上司に助けられたことがある。 その上司は、私が批判していた人間だった。 どちらかというと、「男らしい」というより、ちょっと「女々しい」感じの人であった。 でも、そんな私を助けてくれたんだよね・・・・。 今は、連絡をとっていない人だけど、この人には一生足を向けて眠れないと思う。 さて、うちの教会にも、私が密かに「男らしい」と思っている男性がいる。 「とっつあん」と呼びたい。とっつあんは関西出身で、日本人だけの礼拝(うちの教会は日本語英語の合同礼拝と言語で分かれた礼拝がある)の時、いつも、パタリロ牧師に指名されて、聖書を朗読する役目を担っている。 気に入ったのは、関西弁そのまんまで、ごっつう朗読してくれちゃうんだよね。 お国言葉を堂々と喋る人って好きなんだよね。 それに声がやや高音で、頭のてっぺんから出てくるようで、通る声をしている。 私は江戸浜っ子だから、日本の今の標準語で育ってきてしまったので、けっこうつまらない。 かといって、関西弁を真似するとかなりの無理がある。 いつかどつかれるだろうな。 「おんどりゃー!下手な真似しくさって!」と。 そのとっつあん、着物着せて、扇子持たせたら、吉本興業並みにいい話をしてくれそうな、ちょっとひょうきんな感じもする。 関西弁だ