No. 21 今日一日のこと
今日は、調子が良くなった。そういやー、忙しい毎日だけど、いったい自分は何しているんだろう。 子供の世話に追われて、ばたばた過ごして年取っていくのである。 よし、今日一日何をしたか時系列でかいてみよう。
朝 6:30
子供たちが珍しくベッドになだれ込んでくる。 いつもはこんなに早く起きないぞ、いったいなんなんだ。 あれ、なぜか猫が娘に抱かれている。 いやそうな顔をしているが、引掻こうとはしない。 旦那がコーヒーを運んでくれる。 キッチンにある新聞の一部とコーヒーをもって、バスルームにいく。 トイレにこしかけて、新聞を読むと・・・ふむふむ、ダビンチコードの批評が載っている。 つまらない、退屈な映画だ、という評価で、段階はCとつけられている。 イラストもモナリザが目をつぶってあくびしている。 そうか、7ドルもかけて見に行く価値はないのかもね。
キッチンに行き、フライパンを二つ暖める。 一つは、娘と息子の朝食のクレープと小型パンケーキを焼くため。 前夜、オーガニックの卵+オーガニックの豆乳+ブラウンシュガー+オーガニックの小麦粉を混ぜて作っておいたもの。 市販のパンケーキの元は、トランス脂肪酸(Partially hydrogenated oil)が入っているので、使わない。 毎日食べさせるものは、安全なものをあげたい。
トランス脂肪酸のトランスって、分子構造をみると炭素の位置が鎖の両方にあるので、トランスという。 そうでない自然の脂肪酸は、Sis(シス)といって、炭素がちゃんとお行儀よく並んでいる。 トランス脂肪酸は自然界に存在しない。 普通の植物油にアルミなどの金属の棒を突っ込み、高温で一昼夜加工して、バター状にする。 マーガリン、ショートニングなどがトランス脂肪である。 自然に存在するバターは材料として高いので、ほとんどの食品会社がトランス脂肪を安い代替として使用しているの。 なので、市販のお菓子などにほとんど入っている。 入っていない食品を探すほうが難しい。 なので、特に子供に食べさせるものは、食品成分表をよーく見てから買うようにしているのだが、100%徹底は難しいね。
もう一つのフライパンでは、卵を焼いて、旦那の手持ち朝食である。 今日は、ハムと卵のサンドイッチ。 これを二つに野菜ジュースを持っていってもらう。 旦那、7時ごろ出かける。なるべく見送るようにするが、子供たちが、ちんたら着替えているので、喝!を入れに子供部屋にむかう。 息子がまだパジャマのままである。 「こらー!早く着替えろー!!」
すぐキッチンにもどり、焼けたクレープを皿に乗せ、息子のパンケーキを焼く。 同じクレープの元であるが、小さいのをパンの上に何個か作る。同時に豆乳を温めて、オバルチン(日本の"強い子のミロ”みたいの)を入れる。 再度、子供部屋に行き、喝!を入れる。
子供たちのお弁当もつくらなければならないが、もう、7時半すぎなので、あとで作ってもっていくこととした。 着替えて、顔も洗わず、また食堂にもどり、「おらー!!靴はけ! 靴ー!!」とまた喝!
子供たちは、学校の授業で使うのか、旦那が昔しとめた鮫の歯がついたあごの骨をもっていくという。 いつ、どこから持ち出したんだ? 昨日は、どこからか冬の手袋を出してきて、二人で手袋して学校にいったぞ。 このくそ暑い日に。 まあ、いい。 早く靴はいとくれ! とまた喝!
7:40
プップちゃん行くよ!とプップちゃんを車に乗せて、髪の毛もとかさず、顔も洗わないまんま、車に乗る。 「シートベルトした?!」「はーい」「いいですか?」「いいですよ~」「マミー映画つけて!」「いいじゃん、この曲聞かせてよ~」「だめ!映画!映画!」うるさいので、車内のビデオはトム&ジェリーを流した。
今日は、ちょっと早いので、スムースに学校に着く。 教室まで、二人の手をつないで行く。 校長先生に挨拶。 いつもにこにこしている人だ。 教室で、Ms.マリーに「鮫の歯がするどく、子供の手に刺さるので、子供たちが騒ぐ前に先生のほうで保管して下さい。」と渡す。 Ms.マリーとちょっと会話を交わして、教室をでる。 途中、アメリカ国旗への誓いを皆がしているが、私は節をしらないので、そのまま車へ。 プップちゃんは、しっかりと助手席に座ってえらそうな顔をしている。 今度運転してもらおう。
8:05
いつものお散歩の森のなかへ。 プップちゃんのウンチに血が混ざる。 少し下痢ぎみ。 しかし、元気だ。 体内にあるビールスかな。 シンガポールでもあったし。 おなかはいたくなさそう。 あとで旦那と相談して、どうするか決めよう。 歩いて、いつものお祈りの場所にいく。
今日のお祈りはいつもどおり、お父さんへ「ありがとうねー」といってから、仕事しながら神学部の博士号を勉強している人、パタリロ先生と奥さん、教会のこと、遺産のことがスムーズに片付きますように、教会のWeb、会計のことがうまくいきますように、などど祈る。 その間、じっとプップちゃんは地面に寝ていた。
森の中を、「いやーいい天気ですねーお父さん、葉がいつのまにかこんなに生えちゃって。 それも何もないところから。 すごいっすねー。」などとぶつぶつ言いながら歩いて車に向かう。 リスを目の敵にしているプップちゃん、遅れてくる。
9:00
家にもどり、まず、流しを片付ける。 たまたま皿洗い機を夕べ動かさなかったので、汚れたお皿をサラ洗い機に入れる。 ベッドメーキングをする。 夕飯のロースト用の肉をこそげとって、焼いて、お弁当に詰める。 マカロニの大きいパスタ、Zitiをゆでる。 娘には、きゅうりの輪切り。 息子にはにんじんを詰める。 そとに出て、芝刈りしようか、とも思ったが、もう暑いし、今朝のスプリンクラーでまだ芝生が湿っているので、夕方にしようっと。
9:50
小学校に行き、お弁当を子供たちに渡す。 二人がお昼一緒に食べて、とせがむが、買い物があるからね、と可愛そうであったが、駐車場に向かう。 ちなみにお昼は10:30AMから。
10:00-10:25
Wal-Martで買い物とカードでガソリンを入れる。 ガソリン高騰のこのごろ。 Wal-martに隣接するMurphyというガソリンスタンドで、Wal-martのプリペイドショッピングカードでガソリンをいれると30セントさらに安くなる。 車がでかいから15ガロン(約60リッター)入る。 40ドルを超えてしまう。 痛いんだよなぁ、家計が。 車に乗りながら、思い直して、子供たちとのお昼に付き合うことにする。
10:35
遅れたが、小学校のカフェテリアにいく。 二人がとてもうれしそうにして、私の方に駆け寄ってきた。 親と一緒に食べる子供たちは、他の生徒と離れたところでたべるのである。 息子はZiti(マカロニの大きいの)を鼻に突っ込んで、「でへへへ~~」とやっている。 まったくしょうがないやつである。 遠くの友達に指を指されて笑われているぞ。 先生におこられるぞ!
11:10
ちかくのオーガニックストアに買い物。 駐車場で前に止まっているトヨタにいろいろステッカーがはってある。 "Texas Democrat!" "Bush is the natural desaster" "XXXX Ann for Senate" などなど。 虹のステッカーも貼ってある。 よくまあ、共和党の右翼の多いテキサスで、こんなにも民主党のステッカーを車に貼るやつは度胸がある。 さらに、虹がバックグラウンドのステッカーもついている。 虹のマークはゲイなんだよね。 よくもまあ、こんなステッカーでリアウインドウが埋まるような車を走らせて、撃たれないな。 カメラがあれば写真をとって、旦那に見せたら喜ぶだろうな! ちなみに旦那はブッシュが大嫌いで、Bushと呼ばずに、 Shrubと呼んでいる。 彼がTVに出ると、チャンネルを換えるか、テレビを消してしまうBush嫌いである。
店に入ると、リブローストの塊がなんと、一ポンド$2.49. それもオーガニックだぜ! 日曜日は洗礼を受ける人が4人もいるので、めでたい、めでたい。 なので、ポットラック用にロースとビーフを作ろうと、3ポンドの塊を買う。 足りるかな? いや、無理して全員の分を作らなくてもいいのだ。 ポットラックだから。 できる範囲でいいのだよ。 おっと!モッツレラチーズが安い! $2.99! お昼はいつも残り物か、食べないので、今日くらいは、作ってもいいか。 赤く売れたトマトも買う。 珍しく、トマトのにおいがした。
駐車場に戻ると、前の車の持ち主も車の所に戻ってきた。 「車のステッカー、かっこいいーじゃん!」って話しかけた。 「うちの旦那に見せたい!」といったら、そのAfrican Americanのお兄ちゃん、よろこんじゃって、話し始めた。 「虹のステッカーもあっていいじゃんよ」といったら、「うん、僕ゲイコミュニティーに属してんだよ。」 「そうかあ~」 政治の話をして、握手してわかれた。 その店につとめているヨセフという人。 クリスチャンだって。 また会おうね。
11:45
買い物を車から降ろし、冷蔵庫に入れる。 昼飯つくる。 トマトを輪切りにして、間に薄切りにしたモッツレラチーズをはさむ。 庭で栽培しているバジリコ(Basil)の葉を摘んできて、刻み、ふりかけ、バージンオリーブオイルをかける。 昨日のオーガニックピザの残りをチンして、お盆に載せて、自分のオフィスへ。
教会のWebの日本語版担当のカリメロさんから、昨日、websiteについて「だじげでぐでー」という悲鳴のメールが来ていたので、何が原因かちょっと見る。 大体、把握した。 でも、今は、自分のことをまずしよう、と日本の司法書士さんへの依頼の手紙を書く。 大昔、5年ほど付き合った彼氏が司法書士で第一人者になったと昨年、知った。 だから、遺産のことの手続きの依頼の手紙を書いている。 受けてくれるであろうか?
2:15pm
旦那から電話。 「何してる? 今週は監査でいそがしかったので、今日は金曜日ということで、特別に早く帰れるよ。」 わーい、である。
2:45pm
旦那もどり、犬と旦那とで、子供を迎えにいく。 Ms.マリーが、鮫の歯のお陰で良い授業ができました、と旦那に言った。 プップちゃん、暑いのかな? 具合悪いのかな? ちょっと歩みがのんびりであった。 でも、子供たちになでられていた。 この学校は結構のんびりオープンで多くの親が犬を連れて向かえに来ている。
旦那にプップちゃんの血便のことを話す。 もし、とまらないようであったら、医者につれていこう、ということになった。 プップちゃんのおなかをさする。 痛くはないらしい。
3:00 pm
双子に軽くお菓子を食べさせて、日本語学校宿題をする。 昨日までにほとんど済ませたので、今日は10分だけ。あいうえおのカルタみたいのを読むだけ。 そのあと、二人は近所の家に飛んでいった。
学校から帰って、お菓子を食べたらすぐに日本語の宿題をする、と習慣をつけて2-3週間目なので、双子もその習慣がついてきたところである。 でも、子供の勉強には、本当にエネルギーつかうのである。 特に息子ができるくせに、うだうだ、ちんたらやっているので、喝!とほめ言葉を交えながら勉強を見る。 毎日、3時から夕飯の片付けが終わる8時-9時までは、まったく自由時間なし。 おっと、これを呼んでいる奥さん、深くうなずいているねぇ。 お宅も大変よね。
4:00 pm
夕飯はローストビーフなので、用意して、オーブンに突っ込む。 オフィスに戻り、手紙の続きを書く。
2時間かかったが、まだ終わらない。 途中、旦那がきて、おしりを向けたと思ったら、おならをして出て行った。 手紙をなるべく客観的に書かねばと思うのであるが、どうしても感情がはいってしまう。 プリントして、明日よみなおそう。 書いているとき、昔のことを懐かしく思う。 背が高くて、ロシア人の血が少しまじっていたから、とてもハンサムであった。 5年目に、三角関係になって、彼はそばにいてくれる人を選んだけれど、今思うと、それで本当に良かったと思う。 なぜなら、彼と別れなかったら、アメリカに留学していなかったし、今の旦那と結婚していない。 他の人と結婚してくれて本当に感謝しているのである。
6:00pm
夕飯。 旦那の好みの部位ではなかったので、多少文句を言う旦那。 おい、作ってもらって文句いうんじゃねぇ。 でも、食べるうちに、値段の割には美味しいだと。 そうだ、ローストビーフの塊、それもオーガニックのを5ドルでは買えないぞ! 食べていると、匂いがいいのか、プップちゃんが目を輝かせて私のそばに来る。 ご飯終わったあとで脂身の部分と子供が残した分をあげるね。
食事をしながら、旦那が同僚が2年後に硫黄島に行きたいというので、僕も行きたいという。 毎年、3月に特別に硫黄島の基地に入れる追悼の日があるそうだ。 日本兵一万人以上そこで戦って、生き残ったのは1000人くらいじゃなかな。 激戦だったんだよね。 司馬遼太郎氏によれば、第二次世大戦という悲惨な戦争に日本が入っていった理由は、天皇と議会の間に統帥権というものができてしまい、軍部の一部の人間がその統帥権を蹂躙したことによる、と言っていた。 硫黄島のモニュメントはワシントンDCにある。 旦那とのデートはワシントンDC界隈をサイクりングすることだった。 その際に硫黄島のモニュメントも訪れたっけ。 旦那の手術のあと2ヶ月半したメモリアルデーのことだったなぁ。
旦那の同僚というか上司みたいの、はもと海兵隊である。 メキシカンアメリカンであるが、ジョークの切れがするどい。 またプップちゃんの絶大なるフアンでもある。 来週末は彼の別荘に家族全員であそびにいくことにした。 旦那は海軍であるが、長年のダイバー。 日本近海のダイビングスポットにはいつか必ず連れて行って上げたい。 日本地図を出してきて場所を確かめる。 小笠原諸島の南である。 小笠原は15年前にダイビングに行くはずであったが、中耳炎になっていかれなくなったことがある。 黒潮を越えた南にある島。 私が十代になる前にアメリカから返還された島。 当時のニュースでは、小笠原では、月の光で本が読める、と現地の人が言っていた。 まぐろも回遊するところである。 夏にいって、子供を島の小学校にいれて、私と旦那はダイビングってのもいいね。
8:00 pm
後片付けを終え、カリメロさんからの質問事項に取り掛かるため、コンピューターに向かう。子供たちは自分たちで勝手に白雪姫を見ている。 教会のWebpage一枚修正、というか、最初からつくり直してしまった。マイクロソフトのフロントページを使っているが、Table機能が曲者で、なかなかcellの高さが上手にコントロールできない。 うー結構複雑で、tagをみたり、Cell Propertyを覗いたり、と結構手間がかかる。 一時間以上もかかってしもうたわい。
いつの間にか子供たちが横にきて、お休みのちゅ-をしてくれた。 旦那がパジャマに着替えさせてくれたのである。 今週は珍しく出張がないので、ちょっと余裕みたいだ。 ありがとう。
9:15 pm
今日、初めてのメールを開く。 カリメロさんに直したWeb Pageを送る。 香港人の友達からもメールが来ていて、仕事の話になる。 彼は、また転職したが、今回は人材会社のアジア圏のゼネラルマネジャーになってしまった。 すごい出世じゃん。 翻訳の仕事をくれようとしているがどうなるかな。 バイオリンの先生になるかも知れない人にも連絡をとる。 これも、別のパートタイムの仕事がもらえるかどうかにかかっている。 仕事は必要なときに天のお父さんが不思議に与えてきてくれたので、仕事が来ないときには、お父さんのご計画があるんだと思う。 でも、バイオリンの授業料くらい稼がせてくださいよ。 お願いしますだ。 それに、ピアノ欲しい。 ヤマハのピアノ。 気に入った音がでるのは、中古でも4千ドル以上するから、働かなきゃ。 一応、毎日お父さんには、ピアノ下さい、ヤマハのピアノ下さい、ってお願いしている。
何通かのメールに返事したり、削除して、終わる。 ほんとうにまぁー不要なメールが多いこと。
10:30 pm
このブログにとりかかる。 おっと、12時になったぞ。 もう寝よう。 明日の土曜日も6:30起きで、日本語補習校だ。 あー、また聖書をよんでいないぞ。 寝る前に、一節でもいいからマタイの福音書を読もう。 読みかけの「南方熊すぐ(変換ででてこないぞ)随筆集」も久々に読み返しているが、今晩はもう遅くてだめ。 旦那はいびきをかいて寝ているだろうしな。
12:15 am
このブログ見直していないけれど、アップロードして、ベッドに行こうっと。
今日もあまり進展の無い日であった。 でも、昔の彼への手紙を書き始めることができたし、旦那も私も今日は花粉症の症状がないから、まあまあ良い日ということにしよう。
おやすみー。
あかしや
朝 6:30
子供たちが珍しくベッドになだれ込んでくる。 いつもはこんなに早く起きないぞ、いったいなんなんだ。 あれ、なぜか猫が娘に抱かれている。 いやそうな顔をしているが、引掻こうとはしない。 旦那がコーヒーを運んでくれる。 キッチンにある新聞の一部とコーヒーをもって、バスルームにいく。 トイレにこしかけて、新聞を読むと・・・ふむふむ、ダビンチコードの批評が載っている。 つまらない、退屈な映画だ、という評価で、段階はCとつけられている。 イラストもモナリザが目をつぶってあくびしている。 そうか、7ドルもかけて見に行く価値はないのかもね。
キッチンに行き、フライパンを二つ暖める。 一つは、娘と息子の朝食のクレープと小型パンケーキを焼くため。 前夜、オーガニックの卵+オーガニックの豆乳+ブラウンシュガー+オーガニックの小麦粉を混ぜて作っておいたもの。 市販のパンケーキの元は、トランス脂肪酸(Partially hydrogenated oil)が入っているので、使わない。 毎日食べさせるものは、安全なものをあげたい。
トランス脂肪酸のトランスって、分子構造をみると炭素の位置が鎖の両方にあるので、トランスという。 そうでない自然の脂肪酸は、Sis(シス)といって、炭素がちゃんとお行儀よく並んでいる。 トランス脂肪酸は自然界に存在しない。 普通の植物油にアルミなどの金属の棒を突っ込み、高温で一昼夜加工して、バター状にする。 マーガリン、ショートニングなどがトランス脂肪である。 自然に存在するバターは材料として高いので、ほとんどの食品会社がトランス脂肪を安い代替として使用しているの。 なので、市販のお菓子などにほとんど入っている。 入っていない食品を探すほうが難しい。 なので、特に子供に食べさせるものは、食品成分表をよーく見てから買うようにしているのだが、100%徹底は難しいね。
もう一つのフライパンでは、卵を焼いて、旦那の手持ち朝食である。 今日は、ハムと卵のサンドイッチ。 これを二つに野菜ジュースを持っていってもらう。 旦那、7時ごろ出かける。なるべく見送るようにするが、子供たちが、ちんたら着替えているので、喝!を入れに子供部屋にむかう。 息子がまだパジャマのままである。 「こらー!早く着替えろー!!」
すぐキッチンにもどり、焼けたクレープを皿に乗せ、息子のパンケーキを焼く。 同じクレープの元であるが、小さいのをパンの上に何個か作る。同時に豆乳を温めて、オバルチン(日本の"強い子のミロ”みたいの)を入れる。 再度、子供部屋に行き、喝!を入れる。
子供たちのお弁当もつくらなければならないが、もう、7時半すぎなので、あとで作ってもっていくこととした。 着替えて、顔も洗わず、また食堂にもどり、「おらー!!靴はけ! 靴ー!!」とまた喝!
子供たちは、学校の授業で使うのか、旦那が昔しとめた鮫の歯がついたあごの骨をもっていくという。 いつ、どこから持ち出したんだ? 昨日は、どこからか冬の手袋を出してきて、二人で手袋して学校にいったぞ。 このくそ暑い日に。 まあ、いい。 早く靴はいとくれ! とまた喝!
7:40
プップちゃん行くよ!とプップちゃんを車に乗せて、髪の毛もとかさず、顔も洗わないまんま、車に乗る。 「シートベルトした?!」「はーい」「いいですか?」「いいですよ~」「マミー映画つけて!」「いいじゃん、この曲聞かせてよ~」「だめ!映画!映画!」うるさいので、車内のビデオはトム&ジェリーを流した。
今日は、ちょっと早いので、スムースに学校に着く。 教室まで、二人の手をつないで行く。 校長先生に挨拶。 いつもにこにこしている人だ。 教室で、Ms.マリーに「鮫の歯がするどく、子供の手に刺さるので、子供たちが騒ぐ前に先生のほうで保管して下さい。」と渡す。 Ms.マリーとちょっと会話を交わして、教室をでる。 途中、アメリカ国旗への誓いを皆がしているが、私は節をしらないので、そのまま車へ。 プップちゃんは、しっかりと助手席に座ってえらそうな顔をしている。 今度運転してもらおう。
8:05
いつものお散歩の森のなかへ。 プップちゃんのウンチに血が混ざる。 少し下痢ぎみ。 しかし、元気だ。 体内にあるビールスかな。 シンガポールでもあったし。 おなかはいたくなさそう。 あとで旦那と相談して、どうするか決めよう。 歩いて、いつものお祈りの場所にいく。
今日のお祈りはいつもどおり、お父さんへ「ありがとうねー」といってから、仕事しながら神学部の博士号を勉強している人、パタリロ先生と奥さん、教会のこと、遺産のことがスムーズに片付きますように、教会のWeb、会計のことがうまくいきますように、などど祈る。 その間、じっとプップちゃんは地面に寝ていた。
森の中を、「いやーいい天気ですねーお父さん、葉がいつのまにかこんなに生えちゃって。 それも何もないところから。 すごいっすねー。」などとぶつぶつ言いながら歩いて車に向かう。 リスを目の敵にしているプップちゃん、遅れてくる。
9:00
家にもどり、まず、流しを片付ける。 たまたま皿洗い機を夕べ動かさなかったので、汚れたお皿をサラ洗い機に入れる。 ベッドメーキングをする。 夕飯のロースト用の肉をこそげとって、焼いて、お弁当に詰める。 マカロニの大きいパスタ、Zitiをゆでる。 娘には、きゅうりの輪切り。 息子にはにんじんを詰める。 そとに出て、芝刈りしようか、とも思ったが、もう暑いし、今朝のスプリンクラーでまだ芝生が湿っているので、夕方にしようっと。
9:50
小学校に行き、お弁当を子供たちに渡す。 二人がお昼一緒に食べて、とせがむが、買い物があるからね、と可愛そうであったが、駐車場に向かう。 ちなみにお昼は10:30AMから。
10:00-10:25
Wal-Martで買い物とカードでガソリンを入れる。 ガソリン高騰のこのごろ。 Wal-martに隣接するMurphyというガソリンスタンドで、Wal-martのプリペイドショッピングカードでガソリンをいれると30セントさらに安くなる。 車がでかいから15ガロン(約60リッター)入る。 40ドルを超えてしまう。 痛いんだよなぁ、家計が。 車に乗りながら、思い直して、子供たちとのお昼に付き合うことにする。
10:35
遅れたが、小学校のカフェテリアにいく。 二人がとてもうれしそうにして、私の方に駆け寄ってきた。 親と一緒に食べる子供たちは、他の生徒と離れたところでたべるのである。 息子はZiti(マカロニの大きいの)を鼻に突っ込んで、「でへへへ~~」とやっている。 まったくしょうがないやつである。 遠くの友達に指を指されて笑われているぞ。 先生におこられるぞ!
11:10
ちかくのオーガニックストアに買い物。 駐車場で前に止まっているトヨタにいろいろステッカーがはってある。 "Texas Democrat!" "Bush is the natural desaster" "XXXX Ann for Senate" などなど。 虹のステッカーも貼ってある。 よくまあ、共和党の右翼の多いテキサスで、こんなにも民主党のステッカーを車に貼るやつは度胸がある。 さらに、虹がバックグラウンドのステッカーもついている。 虹のマークはゲイなんだよね。 よくもまあ、こんなステッカーでリアウインドウが埋まるような車を走らせて、撃たれないな。 カメラがあれば写真をとって、旦那に見せたら喜ぶだろうな! ちなみに旦那はブッシュが大嫌いで、Bushと呼ばずに、 Shrubと呼んでいる。 彼がTVに出ると、チャンネルを換えるか、テレビを消してしまうBush嫌いである。
店に入ると、リブローストの塊がなんと、一ポンド$2.49. それもオーガニックだぜ! 日曜日は洗礼を受ける人が4人もいるので、めでたい、めでたい。 なので、ポットラック用にロースとビーフを作ろうと、3ポンドの塊を買う。 足りるかな? いや、無理して全員の分を作らなくてもいいのだ。 ポットラックだから。 できる範囲でいいのだよ。 おっと!モッツレラチーズが安い! $2.99! お昼はいつも残り物か、食べないので、今日くらいは、作ってもいいか。 赤く売れたトマトも買う。 珍しく、トマトのにおいがした。
駐車場に戻ると、前の車の持ち主も車の所に戻ってきた。 「車のステッカー、かっこいいーじゃん!」って話しかけた。 「うちの旦那に見せたい!」といったら、そのAfrican Americanのお兄ちゃん、よろこんじゃって、話し始めた。 「虹のステッカーもあっていいじゃんよ」といったら、「うん、僕ゲイコミュニティーに属してんだよ。」 「そうかあ~」 政治の話をして、握手してわかれた。 その店につとめているヨセフという人。 クリスチャンだって。 また会おうね。
11:45
買い物を車から降ろし、冷蔵庫に入れる。 昼飯つくる。 トマトを輪切りにして、間に薄切りにしたモッツレラチーズをはさむ。 庭で栽培しているバジリコ(Basil)の葉を摘んできて、刻み、ふりかけ、バージンオリーブオイルをかける。 昨日のオーガニックピザの残りをチンして、お盆に載せて、自分のオフィスへ。
教会のWebの日本語版担当のカリメロさんから、昨日、websiteについて「だじげでぐでー」という悲鳴のメールが来ていたので、何が原因かちょっと見る。 大体、把握した。 でも、今は、自分のことをまずしよう、と日本の司法書士さんへの依頼の手紙を書く。 大昔、5年ほど付き合った彼氏が司法書士で第一人者になったと昨年、知った。 だから、遺産のことの手続きの依頼の手紙を書いている。 受けてくれるであろうか?
2:15pm
旦那から電話。 「何してる? 今週は監査でいそがしかったので、今日は金曜日ということで、特別に早く帰れるよ。」 わーい、である。
2:45pm
旦那もどり、犬と旦那とで、子供を迎えにいく。 Ms.マリーが、鮫の歯のお陰で良い授業ができました、と旦那に言った。 プップちゃん、暑いのかな? 具合悪いのかな? ちょっと歩みがのんびりであった。 でも、子供たちになでられていた。 この学校は結構のんびりオープンで多くの親が犬を連れて向かえに来ている。
旦那にプップちゃんの血便のことを話す。 もし、とまらないようであったら、医者につれていこう、ということになった。 プップちゃんのおなかをさする。 痛くはないらしい。
3:00 pm
双子に軽くお菓子を食べさせて、日本語学校宿題をする。 昨日までにほとんど済ませたので、今日は10分だけ。あいうえおのカルタみたいのを読むだけ。 そのあと、二人は近所の家に飛んでいった。
学校から帰って、お菓子を食べたらすぐに日本語の宿題をする、と習慣をつけて2-3週間目なので、双子もその習慣がついてきたところである。 でも、子供の勉強には、本当にエネルギーつかうのである。 特に息子ができるくせに、うだうだ、ちんたらやっているので、喝!とほめ言葉を交えながら勉強を見る。 毎日、3時から夕飯の片付けが終わる8時-9時までは、まったく自由時間なし。 おっと、これを呼んでいる奥さん、深くうなずいているねぇ。 お宅も大変よね。
4:00 pm
夕飯はローストビーフなので、用意して、オーブンに突っ込む。 オフィスに戻り、手紙の続きを書く。
2時間かかったが、まだ終わらない。 途中、旦那がきて、おしりを向けたと思ったら、おならをして出て行った。 手紙をなるべく客観的に書かねばと思うのであるが、どうしても感情がはいってしまう。 プリントして、明日よみなおそう。 書いているとき、昔のことを懐かしく思う。 背が高くて、ロシア人の血が少しまじっていたから、とてもハンサムであった。 5年目に、三角関係になって、彼はそばにいてくれる人を選んだけれど、今思うと、それで本当に良かったと思う。 なぜなら、彼と別れなかったら、アメリカに留学していなかったし、今の旦那と結婚していない。 他の人と結婚してくれて本当に感謝しているのである。
6:00pm
夕飯。 旦那の好みの部位ではなかったので、多少文句を言う旦那。 おい、作ってもらって文句いうんじゃねぇ。 でも、食べるうちに、値段の割には美味しいだと。 そうだ、ローストビーフの塊、それもオーガニックのを5ドルでは買えないぞ! 食べていると、匂いがいいのか、プップちゃんが目を輝かせて私のそばに来る。 ご飯終わったあとで脂身の部分と子供が残した分をあげるね。
食事をしながら、旦那が同僚が2年後に硫黄島に行きたいというので、僕も行きたいという。 毎年、3月に特別に硫黄島の基地に入れる追悼の日があるそうだ。 日本兵一万人以上そこで戦って、生き残ったのは1000人くらいじゃなかな。 激戦だったんだよね。 司馬遼太郎氏によれば、第二次世大戦という悲惨な戦争に日本が入っていった理由は、天皇と議会の間に統帥権というものができてしまい、軍部の一部の人間がその統帥権を蹂躙したことによる、と言っていた。 硫黄島のモニュメントはワシントンDCにある。 旦那とのデートはワシントンDC界隈をサイクりングすることだった。 その際に硫黄島のモニュメントも訪れたっけ。 旦那の手術のあと2ヶ月半したメモリアルデーのことだったなぁ。
旦那の同僚というか上司みたいの、はもと海兵隊である。 メキシカンアメリカンであるが、ジョークの切れがするどい。 またプップちゃんの絶大なるフアンでもある。 来週末は彼の別荘に家族全員であそびにいくことにした。 旦那は海軍であるが、長年のダイバー。 日本近海のダイビングスポットにはいつか必ず連れて行って上げたい。 日本地図を出してきて場所を確かめる。 小笠原諸島の南である。 小笠原は15年前にダイビングに行くはずであったが、中耳炎になっていかれなくなったことがある。 黒潮を越えた南にある島。 私が十代になる前にアメリカから返還された島。 当時のニュースでは、小笠原では、月の光で本が読める、と現地の人が言っていた。 まぐろも回遊するところである。 夏にいって、子供を島の小学校にいれて、私と旦那はダイビングってのもいいね。
8:00 pm
後片付けを終え、カリメロさんからの質問事項に取り掛かるため、コンピューターに向かう。子供たちは自分たちで勝手に白雪姫を見ている。 教会のWebpage一枚修正、というか、最初からつくり直してしまった。マイクロソフトのフロントページを使っているが、Table機能が曲者で、なかなかcellの高さが上手にコントロールできない。 うー結構複雑で、tagをみたり、Cell Propertyを覗いたり、と結構手間がかかる。 一時間以上もかかってしもうたわい。
いつの間にか子供たちが横にきて、お休みのちゅ-をしてくれた。 旦那がパジャマに着替えさせてくれたのである。 今週は珍しく出張がないので、ちょっと余裕みたいだ。 ありがとう。
9:15 pm
今日、初めてのメールを開く。 カリメロさんに直したWeb Pageを送る。 香港人の友達からもメールが来ていて、仕事の話になる。 彼は、また転職したが、今回は人材会社のアジア圏のゼネラルマネジャーになってしまった。 すごい出世じゃん。 翻訳の仕事をくれようとしているがどうなるかな。 バイオリンの先生になるかも知れない人にも連絡をとる。 これも、別のパートタイムの仕事がもらえるかどうかにかかっている。 仕事は必要なときに天のお父さんが不思議に与えてきてくれたので、仕事が来ないときには、お父さんのご計画があるんだと思う。 でも、バイオリンの授業料くらい稼がせてくださいよ。 お願いしますだ。 それに、ピアノ欲しい。 ヤマハのピアノ。 気に入った音がでるのは、中古でも4千ドル以上するから、働かなきゃ。 一応、毎日お父さんには、ピアノ下さい、ヤマハのピアノ下さい、ってお願いしている。
何通かのメールに返事したり、削除して、終わる。 ほんとうにまぁー不要なメールが多いこと。
10:30 pm
このブログにとりかかる。 おっと、12時になったぞ。 もう寝よう。 明日の土曜日も6:30起きで、日本語補習校だ。 あー、また聖書をよんでいないぞ。 寝る前に、一節でもいいからマタイの福音書を読もう。 読みかけの「南方熊すぐ(変換ででてこないぞ)随筆集」も久々に読み返しているが、今晩はもう遅くてだめ。 旦那はいびきをかいて寝ているだろうしな。
12:15 am
このブログ見直していないけれど、アップロードして、ベッドに行こうっと。
今日もあまり進展の無い日であった。 でも、昔の彼への手紙を書き始めることができたし、旦那も私も今日は花粉症の症状がないから、まあまあ良い日ということにしよう。
おやすみー。
あかしや
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