No. 17 母の日

今日は土曜日で、子供たちの日本語補習校の日であった。 また、授業参観日でもあった。 参観したクラスはお母さんの為にフラワーアレンジメントをしましょう、という特別な授業であった。 まあ、6歳あたりの子供たちがなれない日本語で授業を受ける、というのだから、そりゃーうるさくなる。 また、フラワーアレンジメント、なんてやってことの無い子もいるんだろう。 参観している親たちは、ほとんどボランティアとなって、授業を手伝うことになった。 

花を生けたら、カードを作り、花の中に入れることになった。 カードの中のメッセージを先生が黒板に書く。 これを子供たちにコピーさせる、という日本語の練習でもあった。 「お母さん、ありがとう」 「お母さん、愛してる」 というフレーズが書かれた。 うーむ、「愛してる」なんて、わかるんだろうか、子供たち。 アメリカの家庭では、毎日言っているフレーズであるが。 私は、「お母さん、きれい」もいいんではないっすか、とまた発言。 先生には無視された。 後ろの席に座っている子が、「お母さん、お金頂戴」って書こうかな、って言っているので、「お母さん、きれい」と書きなよ。 そうすれば、お母さん、喜んでお金くれるよ、なんて、くじけずに入れ知恵をしていた。 

学校から帰ってきて、お昼を食べて、スポーツクラブへ子供と旦那とで行った。 プールで遊ぶためである。 なんと、屋内プールが閉まっていたので、屋外プールへいった。 ダラスはもう30度近い。 夏の気候である。 そこで、遊ばせて、じゃあ夕飯は外で食べようってことになった。 めったに外食しないので、うれしかった。 ここのところ、疲れているので。

ダラスの北西に「一條」という日本レストランがある。 なじみの店である。 イチロー、ゴルファーの丸山さん、NYジャイアンツの松井選手、テキサスレンジャーズの投手、大塚選手が来るところでもある。 女性がオーナーで一人で切り盛りしている。 とても美味しい。 今日は、旦那は、ビーフたたきを初めてオーダーした。 とても美味しくて、やみつきになる、とキリン一番を飲みながら、うれしそうな顔をしていた。 私は寿司にぎり。 久々の新鮮なお魚である。 息子はいくら握り4個、味噌汁、特注でナルトの輪切り4つ。 娘は、焼肉じゅうじゅう。 母の日ということで、アイスクリームの天ぷらも出してもらった。 美味しかったよーん。 

娘が私の横に来て、「マミー、言いたいことがあるから、聞いてね。」という。 そして、背中を私にむけて、「ぶー」とおならをした。 そして、「Happy Mother's Day!」だと。 父親がそうだから、娘もそうなってしまった。 
でも、大笑いであった。

家に帰って、息子が作ってくれたフラワーアレンジメントを、母の写真の横に置いた。 「ママ、ありがとう。 あなたのおかげで、私の命があります。」

母の日、おめでとう。

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