No. 79 子供の信仰 その2
3連休のアメリカ。 なのに、連休中日の明日、私は一日中、家にいない。 ということで、旦那が子供達を連れて、ボートに乗せてくれる、という。 このボートは、鴨の狩猟用で、昨年買ったものだ。 私は知らなかったのだが、暗い時間にボートを出すときは、照明のついた棒をボートにつけなければいけないらしい。 つけないで、見つかるとなんと$500の罰金だと。 なので、旦那は、このくそ暑い中、ボートに穴をあけて、照明灯のついた棒を設置していた。 これまた、今日の夕飯時のこと。 旦那:「今日は、ボートに照明燈のついた棒をつけたから、もう大丈夫だ。」 娘:「なんで、照明燈をボートにつけなければいけないの?」 旦那:「だって、法律だからさ。」 娘:「どの法律? 『モーゼの十戒』 ?」 ここで、私と息子はこけた。 息子は、食卓のベンチにのけぞった。 旦那は、凍っていた。 かちかちになって、無口になった旦那を娘は、じぃ~~っとみて、一言。 「You have beautiful eyes.... (あらー、美しいまなざし・・・)」 娘は(息子も)7歳である。 ******************** 食事が終わり、お皿をあらっていると、娘が私のところに来て言う。 娘:「マミー、『モーゼの十戒』の10個、すべて知っている?」 私:(うぐっ)「えーっと、 像を作って拝んではいけない 。 でしょ、 結婚したら、他の人を好きになってはいけない。 でしょ。 人に対して、嘘の証言をしてはいけない。 たとえばさー、おとなりのエミリーが悪いことして、あんたに、『私がしたって言わないで。』と頼んでも、エミリーのお母さんいは、正直にいわんといかんのよ。 あとは、 安息日を守れ、 だわ。」 娘:「これってなぁに?」 私:「日曜日は教会にいって礼拝しなってこと。 あなたは、今まであまりいかなかったよねー。」 娘:「わかった。 これからちゃんといく。 今まで、教会は、とっても退屈だったけど、最近、たのしいから。」 私:「オーケー! あとは、っと・・・・・・、うーん。 思い出せないなぁ。」 そう。 十個しかない、神様が決めた法律。 なのに、この私は覚えていない。 あー、だめなイエス営業部員だわ。 娘が、聖書はどこにあるの? だと。 絵付の子供用の聖書が居間においてある。 娘は、それを持ってきて、食卓に座